ベトナム国籍5人を強盗容疑で逮捕 千葉県警、被害男性死亡も捜査
千葉県八千代市で2月、ベトナム国籍で男性のブィ・クォン・トゥンさん（当時29）宅に侵入し、暴行して現金を奪ったとして、県警はいずれもベトナム国籍で、住居不定・無職のトゥ・ミン・ハイ容疑者（23）ら男5人を強盗容疑で逮捕し、14日発表した。いずれも認否を明らかにしていない。 【写真】全焼した車の中からブィ・クォン・トゥンさんの遺体が見つかった現場。木や葉などが焦げた跡があった=2024年2月10日午前11時42分、千葉県大多喜町、マハール有仁州撮影 トゥンさんは2月7日、同県大多喜町の林道脇で全焼した車の中から遺体で見つかっており、県警は5人がこの経緯についても知っている可能性があるとみて、捜査を進める。 捜査1課によると、5人は2月5日深夜、トゥンさんが交際相手の女性（22）と住む自宅に押し入って刃物で脅し、トゥンさんの顔を殴るなどの暴行を加えた上、携帯電話やネックレスなど（時価計37万円相当）を奪った疑いがある。 2月7日に見つかったトゥンさんの遺体は、司法解剖の結果、複数の骨が折れ、死後数日が経過していることが判明。県警は車両を焼かれる前にトゥンさんが亡くなっていたとみて、勝浦署と八千代署に合同特別捜査班を設置し、捜査を進めていた。（杉江隼）
朝日新聞社
