「まな板の上の鯉ですよ」衆院選に “初挑戦” の立候補者 あふれる喜怒哀楽 開票日の夜に密着 選挙は人間ドラマ!? 小選挙区で落選判明の瞬間に「ヨシ!」とつぶやいた理由は
福田さんの所属する国民民主党は、今回の衆議院選挙で議席を4倍に増やす大躍進。「手取りを増やす」「103万円の壁を壊す」というわかりやすい公約が主に若い世代の心に響いたとみられています。 福田さん自身もSNSを駆使したり、気さくに話しかけたりして距離感の近さをアピール。でも、初挑戦ならではの失敗もあるようです。 ■選挙戦で… 初挑戦ならではの失敗って? 国民民主党 福田玄 候補 「今回、超ミスっていて、名刺に個人携帯(番号)を書いたんですよ。いっぱい有権者から電話かかってくるようになっちゃって」 なんと名刺には個人の携帯電話の番号が… 国民民主党 福田玄 候補 「きょうも『投票しました』とか電話がかかってきたりして」 ◆27日(日)午後9時00分 田村友里 キャスター 「すごく素人な質問なんですけど、負けた場合って、みなさん、どうなるんですか、仕事は?」 国民民主党 福田玄 候補 「まあ、ないですよね。選挙やっているときからないですからね。秘書も同じ。大将が負けたら一緒に職を失うわけですからね。そういう意味ではふつうの人生はあきらめているというか」 選挙に勝てば年収1500万円。でも負ければ無職。… “ばくち” のような勝負です。 国民民主党 福田玄 候補 「実家が太い(裕福な)人とかいいですけど、ぼくはそうじゃない。でも、そういう人だからこそ、やんなきゃいけないっていう思いはあるので…」 ◆27日(日)午後9時30分 国民民主党 福田玄 候補 「はいよ。まだ落選してない。比例で1議席とれた?」 そう、福田さんが狙っていたのは、小選挙区で負けたとしても、比例で復活当選することです。 今回、中国ブロックの小選挙区で立候補した国民民主党の3人は、全員が比例代表に重複立候補していました。自分の党が議席を獲得したら、小選挙区で負けたとしても「惜敗率」が高かった人、つまり、より惜しい負け方をした人が復活当選するのです。 田村友里 キャスター 「比例で自分が通ろうと思ったら、ほかの区の仲間が負けてくれていないとってことですもんね」 国民民主党 福田玄 候補 「切ないというか。嫌な感情を持ってしまう。『あいつ、伸びるな(よ)』みたいなことを思っちゃうじゃないですか」