大谷翔平「あと9回やってやろうぜ」 世界一も見据える“その先”…ド軍編成本部長が明かす
10年1069億円でドジャースに入団…メジャー7年目で初のPO→世界一
【MLB】ドジャース 7ー6 ヤンキース(日本時間31日・ニューヨーク) ドジャースは30日(日本時間31日)、敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦で勝利し、2020年以来4年ぶりのワールドシリーズ制覇を飾った。大谷翔平投手はプレーオフ全試合で「1番・指名打者」で先発出場し、勝利に貢献した。初の歓喜を味わう中、ドジャースの編成本部長は“裏話”を米記者に明かしている。 【画像】「真美子さんが撮った写真かな」 大谷翔平が試合後に公開した1枚が話題 昨年12月に10年総額7億ドル(約1069億円)でドジャースに移籍。加入1年目はレギュラーシーズン159試合に出場し、54本塁打と130打点で2冠を手にした。さらに史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」も樹立。地区優勝の原動力となった。 そして自身はメジャー7年目で初のポストシーズンに出場。地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズの全16試合に「1番・指名打者」で出場し、打率.230(61打数13安打)、3本塁打、10打点、出塁率.373、OPS.766を記録した。地区シリーズ第1戦では起死回生の同点3ラン。メッツとのリーグ優勝決定シリーズでは球団新記録の17出塁を記録し、ワールドシリーズへと導いた。 初のワールドシリーズでは第2戦の7回、二盗を狙った際に左肩を亜脱臼。出場が危ぶまれたものの、その後も強行出場を続け、最後までチームを鼓舞した。第5戦は無安打に終わったものの、8回には打撃妨害で出塁。ベッツの勝ち越し犠飛の呼び水となった。最後の瞬間をドジャースナインと味わい「最高のシーズンだった」と笑顔を見せた。4度目のシャンパンファイトでは「一番格別」と歓喜の美酒に酔った。 地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のドジャース番ビル・プランケット記者は自身のX(旧ツイッター)を更新。大谷が祝福しあう中で、自身の獲得にも尽力したアンドリュー・フリードマン編成本部長の言葉を紹介している。 「セレブレーション中に『あと9回やってやろうぜ』とショウヘイ・オオタニがアンドリュ―・フリードマンに話したと、彼(フリードマン)は語った」とし、大谷が10年契約の間で毎年、世界一に立とうとしているという。歓喜の中でもなお、前を向き続ける姿勢を示したようだ。
Full-Count編集部