沖縄 本島北部で記録的な大雨 土砂災害などに厳重警戒を
湿った空気の影響を受けて、本島北部では局地的に雨雲が発達しています。国頭村では1時間に159ミリの猛烈な雨が降り気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表して安全の確保を呼びかけています。 本島北部では、10日早くから活発な雨雲がかかり、名護市西部や大宜味村付近などで1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降りました。国頭村では午前6時までの1時間に、159ミリの雨が降ったとみられ、気象庁は災害が発生する危険が迫っているとして、「記録的短時間大雨情報」を相次いで発表しました。 このうち、大宜味村喜如嘉地区では午前7時半に危険度の最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」が出されたほか、東村では、午前8時半までの48時間に雨量が663ミリに上り、1981年に観測を始めて以降、最大となりました。 10日午前11時現在で、名護市や国頭村など1市4村に大雨洪水警報が出されています。 また、気象台や県は、名護市や国頭村、大宜味村、東村、今帰仁村、恩納村、宜野座村に「土砂災害警戒情報」を発表、このあとも夜にかけて局地的に雷を伴う猛烈な雨となる恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重な警戒をするよう呼びかけています。