2500万円のトヨタ・スープラ、あります トムスが製作レストモッド 東京オートサロン2024
2500万円のトヨタ・スープラ
数多くのニューモデルをベースにしたカスタマイズが並ぶ東京オートサロン。 トムスのブースも、先に紹介したレクサスLMやプリウス、アルファードなど、最新のモデルをカスタマイズしたクルマが並んでいたのだが、その中に懐かしの80スープラがカスタマイズされて展示されていた。 【写真】2500万円のスープラ 最新スープラと比較 (82枚) だが、このスープラはレストモッドだった。 レストモッドとは、老朽化などの理由で劣化または故障した旧車などの自動車を修復させ、一部をカスタマイズしたものだ。 ベースのスープラは80型の最終モデルで、もうすぐ24年を迎えるもの。 これをレストアしているのだが、25年程前にTRDが販売した「TRD 3000GT」に使われていたバンパー、ボンネット、フェンダーなどを修復して装着している。 ルーフとドア以外は、ほとんどノーマルから交換されている。ボディカラーのグリーンは、90(現行型)スープラのボディカラーからインスパイアされた色だという。 タイヤとホイールはブリヂストン、ブレーキはブレンボなど、このあたりは今風にカスタマイズされている。 インテリアは、ブリットのシートに交換されているが、それ以外は基本的にノーマルだ。 古いクルマの価値が高まっている今、純正部品はもはや手に入らず、レストアしたいが悩んでいる人は多いという。 トムスでは、そんな人たちに向けて新しいクルマだけでなく、古いクルマにも対応しようとこの企画を始めた。 「トムスならやってくれる!」という声に対応して、こうした古いクルマも大事にしたいというトムスのスタンスでもある。 このスープラ、もう少し完成までに時間はかかるが、完成すればナンバーを取得して公道走行は可能だ。 ちなみに、価格は2500万円くらいを予定しているそうだが、安心して乗れるヒストリックカーと考えれば、昨今の相場を考えると法外な値段ではないかもしれない。 なお、トムスでは次のレストモッド用素材として、ダルマ(初代)セリカを考えているそうだ。
執筆 AUTOCAR JAPAN編集部