【積雪急増】今シーズン最強寒波襲来10日にかけ災害級の大雪に…気象庁「不要不急の外出控えて」3連休の天気は?天達気象予報士解説
日本列島に今シーズン“最強の寒波”が襲来しています。 日本海側などの広い範囲で大雪や吹雪となっているなか、「めざまし8」が取材したのは、8日に162㎝の積雪を記録した山形県の肘折温泉。 【画像】【積雪が急増】今季最強寒波襲来 10日にかけ災害級の大雪に 3連休の天気を天達気象予報士解説 田中良幸情報キャスター: 道路は結構除雪されていますけど、そうじゃない場所を見ますと1m以上は優に積もっていますよね。家の周りを見ると屋根から落ちてきた雪がかなり積もっていて、1階分くらいの高さには積もっています。 温泉街の中心部へ向かうと、地上4階の高さからの雪下ろしが行われていました。 田中良幸情報キャスター: ビルの上から下に、雪を下ろしていますね。 地上4階の高さから落とされた雪は、人の手とスノーダンプによって、融雪口へと運ばれていきます。 田中良幸情報キャスター: 上から落としたものをさらに融雪口の方へ落としていきます。重機も使ってドンドン運んで落としていきます。 きのう8日は、こうした作業を朝から約8時間続けていたといいます。 旅館「若松屋 村井六助」村井美一さん: それぐらいしないと、なかなか下ろしていけないという状況です。きょうこれでまた降り積もるまでは大丈夫ですけど、降雪が多くなればまたお願いするしかないですね。 この最強寒波の影響はいつまで続くのか。さらには3連休の天気はどうなるのか。 「めざまし8」の天達武史気象予報士が解説します。
天達解説 最強寒波の影響はいつまで続く?
天達武史気象予報士: この後10日にかけて、今季一番の寒気が流れ込んできます。 -12℃以下の寒気が入ってくると、ドカ雪になるようなところが出て、1時間で10cmぐらい一気に積もり、道がなくなってしまうということもあります。 さらに雨雲自体も雪雲なのですが、夏のゲリラ豪雨みたいに積乱雲が発達しますので、同じ場所で積雪が急増する可能性があります。 あす10日にかけてピークで、平地でも雪になり積雪となる可能性が高くなっています。 西日本までは9日夜、寒気が流れ込んできます。 そして、10日の朝にかけて今度は、日本列島全体を覆ってきますので、何か降ってくれば、雪だという状況になります。もしかすると太平洋側でも積雪になる可能性はあります。 天達気象予報士: 今一番雪が積もっているのは、青森県の酸ヶ湯ですが、こちらもさらに積雪が増えてきています。8日からどのぐらい増えたかというと、多いところできのうの朝から24時間で40cm以上増えており、福島県の西会津では44cmも増えています。 それから、岐阜県の白川郷のある白川。こちらも40cm増えていまして、積雪が1mを超えています。 これらの地域はもともと雪が多く降るのですが、その雪が多い地域でも平年よりもかなり降っている状況なので、今後、災害が起きてしまう可能性があります。 天達気象予報士: 9日の夜から10日の朝にかけて、雪雲がさらに南へ南下して、特に岐阜県から濃尾平野、名古屋の北側にかけて雪雲が広がります。