外国語学部に通う大学生の子どもが、通訳になるために卒業後は留学したいと言っているのですが、留学すれば通訳になれますか? また稼ぎはどれくらいですか?
外国語学部に通う大学生の子どもが卒業後は就職をせずに留学して、語学力を磨いて通訳になりたいと考えているということですが、その道のりは一体どれほどのものなのでしょうか? また、通訳として働くとなった場合、どれくらいの収入を期待できるのでしょうか?この記事では、通訳になるための条件や必要なスキル、そして通訳の平均年収について詳しく解説します。
通訳の仕事に必要な専門的なスキルと資格
通訳の仕事に必要な専門的なスキルと資格は以下のようなものがあります。 ●語学力 通訳者としての最も基本的なスキルは、高度な語学力です。とくに、瞬時に外国語から日本語に、日本語から外国語に訳出する能力が求められます。 ●専門知識 通訳の現場は多岐にわたり、医学や法律、ビジネスなど、訳出する対象分野の専門知識を必要とする場合があります。 ●資格 通訳として働く上で、必須となる資格はありません。しかし、通訳者としての実力を客観的に証明できるものとして、以下のような資格を取得することをおすすめします。 ・TOEIC:英語を使用したコミュニケーション能力を評価するための試験 ・全国通訳案内士:日本で唯一の語学通訳に関する国家試験 ・ビジネス通訳検定(TOBIS):企業通訳で求められるビジネス知識を背景とした通訳の能力を判断する試験 資格は必須ではないものの、通訳の仕事において高いスキルを持っていることを示せる可能性があります。
通訳への道のり
通訳になるための学歴や資格に必須とされるものはなく、実績と能力が重視される実力主義の世界です。ただし、一般的には大学卒業程度の学力が求められ、大学や通訳学校、大学院の通訳養成コースを修了している方が多いようです。 ●通訳になるために留学経験は必須ではないが強みになる 通訳になるために留学経験は必須ではありません。しかし、大学や養成学校などではなかなか身につかないネイティブ独特の言い回しやスラングなどを身に着けられるため、通訳として活躍していく上では強みとなります。