『Ghost of Tsushima DIRECTOR’S CUT』ついにPC版が発売、史実に基づいた迫真の復讐劇。追加コンテンツはあらかじめ収録。グラフィックが最適化され、フレームレートの上限解放、操作方法もカスタマイズ可能に
5月17日(金)、実在する長崎県の離島“対馬(つしま)”を舞台にしたオープンワールドアクションゲーム『Ghost of Tsushima Director's Cut(ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズカット)』のPC(Steam、Epic)版が発売された。 本作は、2020年にPS4とPS5に向けて発売された『ゴースト・オブ・ツシマ』に、対馬の近くにある離島「壱岐」に赴く追加コンテンツなどがあらかじめ収録されたバージョンだ。PC版ではグラフィックが最適化され、フレームレートの上限が解放。アップスケーリングとフレーム生成能力が向上し、コントローラーだけでなくマウスやキーボードでの操作方法もカスタマイズして選択できるようになった。 本作は、1274年にモンゴルの軍勢が対馬に攻めてきた史実「元寇襲来」のエピソードを基に制作された作品だ。本作のオープニングシーンに登場する“小茂田浜(こもだはま)”は対馬中部の西側に実在する海岸で、実際にモンゴル軍が上陸した場所だと言われている。 モンゴル軍の勢力は約3万騎、対馬の武士はわずか80騎しかおらず、名乗りをあげている最中にモンゴル兵から油と火を放たれて虐殺されてしまったと史実に記録されており、本作のオープニングシーンにも採用されている。 武士である主人公の境井 仁(さかい じん)はモンゴル人に復讐を誓う冥人(くろうど)となり躯の中から蘇る。日本の戦い方が通じないモンゴル軍に対し、仁は手段を選ばず復讐する。 やがて仁は、戦いの最中で武士としての誉れ(ほまれ)とは何かを己に問う。なお、仁の日本語版の声優はアニメ版『ワンピース』にて最強の剣豪を目指すキャラクターのロロノア・ゾロ役を演じている中井和哉さんが担当していることで発売当時話題を呼んだ。 本作で歩ける対馬のフィールドは、美しい紅葉や平原、すすき原、雪山、海岸など、風光明媚な日本の原風景を多数描き出しており、対馬に実在する地名も採用されている。実際の対馬の景色とは違っているものの、全土を冒険することができる。 また、本作には製作者が黒澤明監督のファンということもあってか、画面をモノクロにできるモードも実装されており、最大4人で協力できるマルチプレイヤーモードの「冥人奇譚」も収録されている。 なお、本作は日本を舞台にしたゲームだが、開発したのは超能力者が街を駆け巡るオープンワールドアクションゲーム『inFAMOUS』シリーズを手がけたアメリカの開発会社Sucker Punch Productionsだ。 『ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズカット』のパソコン版はSteamとEpic Gamesにて発売中。本作が気になった方は、ぜひ販売ページをチェックしてみてほしい。
電ファミニコゲーマー:TsushimaHiro
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