アストンマーティンF1、2024年F1新車発表日を公開。求められるは直線スピードと安定感
アストンマーティンは、2024年シーズンのF1を戦うニューマシン『AMR24』を2月12日にシルバーストンで発表することを明らかにした。 【ギャラリー】F1参戦以来、目まぐるしくパートナーを変えるザウバー シーズン開幕に向け各チームが続々と新車発表の日程を公開する中、アストンマーティンの発表日もファン会員向けに送られたメールの中で明かされた。また、メールを受け取ったファンが発表会に招待されたようだ。 これでアストンマーティンは、新車発表日をアナウンスした4つ目のチームという事になった。この他現時点で明らかになっているのは、“ステークF1”として参戦するザウバー、そしてウイリアムズが2月5日、フェラーリが2月13日に新車を発表するということだ。 AMR24について、アストンマーティンのドライバーで2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、安定性と直線スピードの不足に対処することをチームに求めており、次のように語った。 「一貫性を身につける必要があると思う。このマシンの弱点のひとつはおそらく、非常に狭いウインドウの中で走らせないといけない事だろう」 「それ(グラウンドエフェクトカーが特に敏感であること)はみんな同じだけど、僕たちは少し苦しんでいるようだ。来年は常に安定したレベルでパフォーマンスが出せればいいね」 「そして、直線のスピードも改善できればと思う。数字上のパフォーマンスでは、そこが僕らの弱点だったと思う。ストレートではいつも少し遅すぎた」 「他のマシンと同じように速く走ろうとすると、リアウイング(の角度)を落としすぎてしまう。そうするとコーナーでも遅くなってしまう。だから今シーズンはこの悪循環から抜け出すことができなかったんだ」 アロンソは逆にチームの強みとして、タイヤマネジメントと戦略面を挙げた。2023年シーズンのアストンマーティンはそういった強みも活かしながら序盤戦はレッドブルに次ぐパフォーマンスを見せていたが、徐々にライバルに対して後れを取るようになった。これはFIAがフレキシブルウイングへの取り締まりを強化したことの煽りを受けたとも言われている。
Matt Kew