石岡一出身で歌手の山本恵莉子さん、応援ソングでエール 活躍願い「そして未来へ」作成 /茨城
<第91回センバツ> 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に21世紀枠で初出場する石岡一の活躍を願って、同校出身の歌手、山本恵莉子さん(25)が「そして未来へ」と題した応援ソングを作成した。山本さんは「音楽で母校の力になれれば」と応援ムードの盛り上げに一役買っている。 石岡市出身の山本さんは2011年度に同校普通科を卒業。高校時代は合唱部に所属しながら生徒会長も務め、夏になると球場で野球部の応援にも参加したという。短大を卒業後、17年9月から同市を中心に歌手活動をスタート。現在は県内外でライブを開催したり、イベントで歌を披露している。JR石岡駅で17年間飼い主を待ち続けた忠犬タローの歌「みんなのタロー」など郷土愛をテーマにしたオリジナル曲があり、持ち歌約30曲は同市内で30年ほど前まで音楽教室の講師をしていた母裕子さんが作詞・作曲を全て担当しているという。 母校のセンバツ出場が決まり、山本さんは学校関係者から「何かみんなで応援できるような曲を作ってほしい」との依頼を受けた。そこで、約2年前に作った曲をベースに、裕子さんが作詞、作曲して「そして未来へ」が完成した。 3番まである約3分半の応援ソングの歌詞には、山本さんの母校愛が込められている。1番の「待ち続けていた夜明けの風に」は創立100年を超える同校がようやく甲子園初出場を決めたこと、「ふるさとの絆」は地元住民から応援されていることをそれぞれ表現。2番の「自分を信じて」は大舞台に挑む選手たちへのエールが込められているという。 山本さんは23日のセンバツ開幕まで、参加するイベントで積極的に応援ソングを披露していくつもりだ。動画投稿サイト「ユーチューブ」で聴くこともできる。姉真莉子さん(27)とそろって同校OGだという山本さんは「老若男女で盛り上がれるような曲になっています。これまでの練習の成果を発揮できるように、自分を信じて頑張ってほしい」と後輩たちを激励した。【川崎健】