矢作芳人調教師は2年ぶり5度目のリーディングを狙う 「JRAだけでこの位置にいるのは誇りに思う」
矢作芳人調教師(63)=栗=が2022年以来、自身5度目の全国リーディングを狙う。26日現在で54勝を挙げて、トップに立つ。 「正直に言うと、ウチの厩舎が目指しているのは総合リーディング。海外、地方に力を入れている以上、それが取れればいいなと。JRAだけでこの位置にいるのは誇りに思う」 JRA以外にも積極的に挑戦してこれだけの勝ち鞍を挙げる要因の一つは、愛国のエイダン・オブライエン厩舎が行っている縦列調教を本格的に取り入れたこと。「操縦性が良くなったり、馬混みを気にしなくなるし、乗り手の技術の向上にもつながる。これでウチは勝っていくんだとスタッフも理解してくれており、相乗効果はある」と手応えをつかんでいる。 最終日の28日はホープフルSのジュタなど8頭を送り出す。「ここまで来た以上、取れるもんなら取りたい」。最高の形で1年を締めくくる。