【毎日書評】営業の仕事がしんどい人へ。スムーズに人脈を広げる仕組みづくり3つのポイントは?
『ず~っとつながる紹介営業』(上實貴一 著、すばる舎)は、「日々の営業(セールス)の仕事に果てしなさを感じている、営業担当者のための本」だそう。 同時に、「人とのコミュニケーションを取るのが苦手だったり、他人と会話するのが得意ではないと感じている営業担当者のための本」でもあるようです。 バックグラウンドにあるのは、自身がそういうタイプの営業担当者だったという事実。昔から緊張しやすい性格で、人と話すのが苦手。いまでいう「陰キャ」や「コミュ障」タイプだったというのです。 ところが現在では、全国の保険営業における上位0.01%しかTOT会員(Top of the Table=入会基準の6倍以上の成績を打ち立てた会員)の資格を得て、トップセールスとして活躍しているのだとか。 だからこそ、「どんなにコミュニケーションが苦手でも、どんなに会話が苦手でも、営業担当としてやっていくことは可能です」と断言できるわけです。 ちなみに、そんな営業になるための重要なポイントがあるようです。うまく「仕組み」をつくって「紹介ガラポン」を回せば、営業の仕事をストレスフリーで、労働負荷が小さい割に儲けが大きい、旨味のある仕事に変えられるというのです。 営業の仕事をしんどく感じるのは、効率が悪い仕事の仕方をしているせいです。 効率よく成約をゲットし、どんどん数字をつくれるのであれば、営業の仕事はまったくつらいものではなくなります。 成果報酬型の給与体系になっていることも多いので、効率よく成果を出せればストレートに年収も高くなりますし、自由な時間も増えます。 営業という仕事を、一生の仕事として楽しむ余裕も出てくるはずです。(「はじめに」より) しかし、著者のいう「紹介ガラポン」とはどのようなものなのでしょうか? その点を確認するために、第1章「『紹介ガラポン』と3つの前提」に焦点を当ててみることにしましょう。