大失態!? 冬の海外移籍で苦しんだ日本人選手(10)日本代表では凄いけど…。海外では2年間で19試合
2025年となり欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕した。Jリーグがオフシーズンのこの時期で日本から海外に移籍する選手もいるが、欧州のクラブがシーズン途中のこのタイミングでの加入は難しく、適応に苦戦することは珍しくない。今回は、冬の海外移籍で失敗した日本人選手を厳選して紹介する。
GK:権田修一 生年月日:1989年3月3日 生年月日:サガン鳥栖→ポルティモネンセ(ポルトガル) 移籍日:2019年1月29日 2022年に行われたカタールワールドカップ(W杯)で日本代表のゴールマウスを守ったことで知られる権田修一は、その前の2019年1月に自身2度目の欧州移籍を決断していた。 しかし、GKという特殊なポジションということもあって出場機会を得ることに大苦戦。移籍後初出場は2018/19シーズン最終節のブラガ戦まで先延ばしとなり、続く2019/20シーズンもサブとしてスタートとなった。 年が明けた第20節に2019/20シーズンのリーグ戦で初出場を飾ると、そこから14試合連続でスタメン出場。その間に喫した失点は18のみと、前任のリカルド・フェレイラと比較をすると、大幅に失点を減らした。 ポルトガルに渡ってから1年弱が経過して、ようやくスタメンの座を射止めたかと思われたが、2019/20シーズンが終わると、再び序列争いはフラットに。そして2020/21シーズンは下部組織からトップチームに昇格してきたサムエウ・ポルトゥガウにポジションを奪われ、1試合にも出場することなく前半戦を終えた。 ポルティモネンセでポジションを失うと、2020年12月25日に清水エスパルスへの期限付き移籍が発表され、2年ぶりにJリーグへと復帰。当時の日本代表の正GKは、欧州での2年間で公式戦19試合にしか出場することができなかった。
フットボールチャンネル