大坂なおみ撃破のナヴァッロ「特別な準備があった」ウィンブルドン初の3回戦へ<女子テニス>
ウィンブルドン
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間4日(現地3日)、女子シングルス2回戦が行われ、第19シードのE・ナヴァッロ(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク113位の大坂なおみを6-4, 6-1のストレートで破り、大会初の3回戦進出を果たした。 【シフィオンテク、ガウフらウィンブルドン組合せ】 23歳のナヴァッロは現在世界ランク17位。昨年までは四大大会に4回出場しマッチ1勝にとどまっていたが、今シーズンは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で3回戦、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)ではベスト16に入るなど成績を残し、世界ランクも急浮上した。 1回戦では世界ランク479位のワン・チャン(中国)をストレートで下し、ウィンブルドン本戦初白星をあげた。 2回戦、ナヴァッロはサービスエースこそ0本だったものの、ファーストサービスが入ったときには82パーセントの高い確率でポイントを獲得。大坂に1度もブレークポイントを与えないプレーを見せると、リターンゲーム5度のブレークチャンスのうち4度ブレークに成功するなど決定力の高さを見せ、わずか59分で完勝した。 女子テニス協会のWTA公式サイトにはナヴァッロのコメントが掲載されている。 「今日は特にメンタル面で特別な準備があった。でも、それは今日だけのものではなく、何年も前から準備してきたことで、肉体的にも精神的にも楽になり、この挑戦を受けることができるようになったと思う」 勝利したナヴァッロは3回戦で世界ランク30位のD・シュナイダーと対戦する。シュナイダーは2回戦で同50位のS・スティーブンス(アメリカ)を下しての勝ち上がり。 同日には第2シードのC・ガウフ(アメリカ)や第7シードのJ・パオリーニ(イタリア)らが3回戦へ駒を進めた。