新次元モータースポーツ「AIR RACE X」の魅力とは!? 初代王者・室屋義秀選手にスポーツキャスター・大林素子が突撃取材!
新たなエアレース「AIR RACE X」
空のF1とも呼ばれるエアレース。2019年にレッドブルが撤退、その後もコロナ禍によりレースができない状態が続いたが、2023年、室屋選手らパイロットが発起人となり、立ち上がった「AIR RACE X」では次世代モータースポーツとして注目を集め、初代王者になった。 【詳しく画像を見る】 そして今回、“福島”という縁から大林素子さんとの対談が実現した。 対談は室屋選手が活動の拠点としている「ふくしまスカイパーク」で行われた。同乗飛行体験も予定していたが、あいにくの悪天候により断念。 アクロバット飛行は期待よりも不安のほうが勝っていた大林さんはフライト不可能の判断にどこかホッとした様子。共に“福島を愛する”者同士、この土地の良さと人の良さについて、序盤から話題は尽きない。
エアレース・パイロット/室屋義秀選手 2023年、新生エアレース「AIR RACE X」初代王者。2009年、レッドブル・エアレースワールドチャンピオンシップに初のアジア人パイロットとして参戦。2017年、日本人初の年間総合優勝を果たす。同年には福島県民栄誉賞を受賞。
スポーツキャスター/大林素子さん 女子バレーボール日本代表の元エースアタッカー。現役引退後は、スポーツキャスターとして活躍する一方、テレビ・舞台など、数多く出演。歴史好きから土方歳三に憧れ、現在、東京都と会津若松市に二地域居住中。会津若松市観光大使。
話題は2023年10月15日に渋谷で行われた「エアレース X」へと進む。観戦会場で決勝レースを観戦した大林さん。室屋選手が優勝した瞬間、会場全体が喜びに沸き立った瞬間を語るが、本人は「リアクションを練習しておかないと、笑」とユーモア溢れる回答。 「2024年は4戦、2025年は8戦してワールドチャンピオンシップ化。最後はリアルのレースもできたら…」と語る室屋選手。往年のファンからしたら、号泣しそうな発言も飛び出した。 パートナーシップを結ぶ、レクサスとは単純なスポンサー契約ではなく、技術や運営も含む強力な関係。特に技術では互いを高め合う欠かせない存在だ。 そのあたりの秘話など、詳細はCAR GoodsPressの動画チャンネルでチェックしてほしい。
実際のフライトとデジタル技術が融合したレース
「AIR RACE X」とは? 実際のフライトと最新のデジタル技術を融合させた新たな競技形式と観戦スタイルを確立させた次世代モータースポーツ。 パイロットたちは、 世界各地の拠点に設けた同じコースレイアウトで実際にフライトを行う。そこで取得したフライトデータをXR技術によって映像化。 スマートフォンやタブレット端末、またはヘッドマウントディスプレイ上で実際の街並みに投影することで、 機体が空を飛んでいるかのように試合を観戦できるというもの。
<取材・文/常國伸太郎 写真/茂木康之>