小林幸子 デビュー曲から15年間ヒット曲生まれず…仕事を取るためについたウソ「やっておいて良かった」
歌手の小林幸子(70)が13日放送のBSフジ「昭和歌謡パレード」(水曜後10・00)に出演。ヒット曲が生まれず苦労した時代を振り返った。 今年でデビュー60周年を迎えた小林。10歳で「ウソツキ鴎」でデビューし、20万枚のヒットとなるも、その後はヒット曲に恵まれず。昭和54年に「おもいで酒」が有線放送から火が付き、200万枚の大ヒットとなった。 デビューから「おもいで酒」まで15年。「もうね、生活しなきゃいけないんで、どんな仕事でもお受けするわけですよ。でも、15歳ぐらいの時、高度成長期で凄かった。クラブとかキャバレーで歌う、そういう場所があったんですね。“シャンソン歌える?”“歌えます”“ジャズ歌える?”“歌えます!”歌ったことないんですよ。(断わったら)仕事がなくなるから」と仕事をするために必死だったといい、「レコード屋さんに行って、“ジャズの一番のスタンダードの歌ありますか?”って耳コピして、その日までに合わせてやったんです」と振り返った。 「それって大変だったけど、今になると自分の引き出しの中にきちんと入ってくれている」と小林。「この間も、ジャズのアルバム出したり、ブルーノートで歌ったりするんですよ。そういうことはあの時やっておいて良かったなって」と話した。