第82回ゴールデン・グローブ賞ノミネート発表 カンヌ女優賞『Emilia Perez』が最多10部門
ハリウッドの映画賞シーズンを占う第82回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが現地時間12月9日に発表。第77回カンヌ国際映画祭で審査員賞とセレーナ・ゴメス、ゾーイ・サルダナ、カーラ・ソフィア・ガスコンらが揃って女優賞を受賞した『Emilia Perez』(原題)が作品賞(ドラマ部門)や脚本賞ほか最多10ノミネートされた。 【画像】カンヌ映画祭やトロント映画祭の話題作がノミネート 注目を集めるA24映画『ブルータリスト』は作品賞(ドラマ部門)、主演男優・女優賞ほか7部門。カンヌ・パルムドールの『ANORA アノーラ』が5部門にノミネート。 カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞、トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門・観客賞に選ばれたデミ・ムーア主演『The Substance』(原題)が、2本目の長編作品となるコラリー・ファルジャ(『REVENGE リベンジ』)の監督賞、脚本賞を含む作品賞、主演女優賞、助演女優賞の5部門ノミネートとなるサプライズ。2025年5月に日本公開が決定している。 また、監督賞にはインドの女性監督として初めてカンヌでグランプリを受賞した『All We Imagine as Light』(原題)のパヤル・カパーリヤーもノミネート。同作は非英語映画賞にもノミネートされている。2025年7月に日本で劇場公開される予定。 セバスチャン・スタンはドラマ部門『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』、ミュージカル/コメディ部門『A Different Man』(原題)の両方で主演男優賞にノミネート。ティモシー・シャラメは主演2作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』『デューン 砂の惑星 PART2』が作品賞(ドラマ部門)にノミネートされた。 なお、テレビ部門では「SHOGUN 将軍」が作品賞(ドラマ部門)をはじめ4部門にノミネート。シーズン2配信が控える韓国Netflixシリーズ「イカゲーム」も作品賞(ドラマ部門)にノミネートされている。 授賞式は2025年1月5日(現地時間)に開催、米CBSで生中継、Paramount+で生配信される予定。 主なノミネートは以下のとおり。 【映画部門】 作品賞(ドラマ部門) 『ブルータリスト』 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』 『教皇選挙』 『デューン 砂の惑星 PART2』 『Nickel Boys』(原題) 『セプテンバー5』 作品賞(ミュージカル/コメディ部門) 『ANORA アノーラ』 『チャレンジャーズ』 『Emilia Perez』(原題) 『リアル・ペイン~心の旅~』 『The Substance』(原題) 『ウィキッド ふたりの魔女』 主演男優賞(ドラマ部門) エイドリアン・ブロディ『ブルータリスト』 ティモシー・シャラメ『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』 ダニエル・クレイグ『Queer』(原題) コールマン・ドミンゴ『Sing Sing』(原題) レイフ・ファインズ『教皇選挙』 セバスチャン・スタン『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』 主演女優賞(ドラマ部門) パメラ・アンダーソン『The Last Showgirl』(原題) アンジェリーナ・ジョリー『Maria(原題)』 ニコール・キッドマン『ベイビーガール』 ティルダ・スウィントン『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』 フェルナンダ・トーレス『I’m Still Here』(英題) ケイト・ウィンスレット『Lee』(原題) 主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門) ジェシー・アイゼンバーグ『リアル・ペイン~心の旅~』 ヒュー・グラント『HERETIC』(原題) ガブリエル・ラベル『SATURDAY NIGHT』(原題) ジェシー・プレモンス『憐れみの3章』 グレン・パウエル『ヒットマン』 セバスチャン・スタン『A Different Man』(原題) 主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門) エイミー・アダムス『Nightbitch』(原題) シンシア・エリヴォ『ウィキッド ふたりの魔女』 カルラ・ソフィア・ガスコン『Emilia Perez』(原題) マイキー・マディソン『ANORA アノーラ』 デミ・ムーア『The Substance』(原題) ゼンデイヤ『チャレンジャーズ』 監督賞 ジャック・オーディアール『Emilia Perez』(原題) ショーン・ベイカー『ANORA アノーラ』 エドワード・ベルガー『教皇選挙』 ブラディ・コーベット『ブルータリスト』 コラリー・ファルジャ『The Substance』(原題) パヤル・カパーリヤー『All We Imagine as Light』(原題) 脚本賞 『Emilia Perez』(原題) 『ANORA アノーラ』 『ブルータリスト』 『リアル・ペイン~心の旅~』 『The Substance』(原題) 『教皇選挙』 助演男優賞 ユーラ・ボリゾフ『ANORA アノーラ』 キーラン・カルキン『リアル・ペイン~心の旅~』 エドワード・ノートン『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』 ガイ・ピアース『ブルータリスト』 ジェレミー・ストロング『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』 デンゼル・ワシントン『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』 助演女優賞 セレーナ・ゴメス『Emilia Perez』(原題) アリアナ・グランデ『ウィキッド ふたりの魔女』 フェリシティ・ジョーンズ『ブルータリスト』 マーガレット・クアリー『The Substance』(原題) イザベラ・ロッセリーニ『教皇選挙』 ゾーイ・サルダナ『Emilia Perez』(原題) アニメ映画賞 『Flow』 『インサイド・ヘッド2』 『Memoir of a Snail』(原題) 『モアナと伝説の海2』 『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』 『野生の島のロズ』 非英語映画賞 『All We Imagine as Light』(原題) 『Emilia Perez』(原題) 『The Girl With the Needle』(英題) 『I’m Still Here』(英題) 『The Seed of the Sacred Fig』(英題) 『Vermiglio』(原題) 映画興行成績賞 『エイリアン:ロムルス』 『ビートルジュース ビートルジュース』 『デッドプール&ウルヴァリン』 『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』 『インサイドヘッド2』 『ツイスターズ』 『ウィキッド ふたりの魔女』 『野生の島のロズ』 【テレビ部門】 作品賞(ドラマ部門) 「The Day of the Jackal」(原題) 「ザ・ディプロマット」 「Mr. & Mrs.スミス」 「SHOGUN 将軍」 「窓際のスパイ」 「イカゲーム」 作品賞(ミュージカル/コメディ部門) 「アボット エレメンタリー」 「一流シェフのファミリーレストラン」 「ジェントルメン」 「Hacks」(原題) 「こんなのみんなイヤ!」 「マーダーズ・イン・ビルディング」 作品賞(リミテッドシリーズ・テレビ映画部門) 「私のトナカイちゃん」 「ディスクレーマー 夏の沈黙」 「モンスターズ:メネンデス兄弟の物語」 「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」 「リプリー」 「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」 主演男優賞(ドラマ部門) ドナルド・グローヴァー「Mr. & Mrs.スミス」 ジェイク・ギレンホール「推定無罪」 ゲイリー・オールドマン「窓際のスパイ」 エディ・レッドメイン「The Day of the Jackal」(原題) 真田広之「SHOGUN 将軍」 ビリー・ボブ・ソーントン「ランドマン」 主演女優賞(ドラマ部門) キャシー・ベイツ「Matlock」(原題) エマ・ダーシー「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」 マヤ・アースキン「Mr. & Mrs.スミス」 キーラ・ナイトレイ「ブラック・ダヴ」 ケリー・ラッセル「ザ・ディプロマット」 アンナ サワイ「SHOGUN 将軍」 主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門) アダム・ブロディ「こんなのみんなイヤ!」 テッド・ダンソン「A Man on the Inside」(原題) スティーブ・マーティン「マーダーズ・イン・ビルディング」 ジェイソン・シーゲル「シュリンキング:悩めるセラピスト」 マーティン・ショート「マーダーズ・イン・ビルディング」 ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」 主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門) クリステン・ベル「こんなのみんなイヤ!」 クインタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」 アイオウ・エディバリー「一流シェフのファミリーレストラン」 セレーナ・ゴメス「マーダーズ・イン・ビルディング」 キャスリーン・ハーン「アガサ・オール・アロング」 ジーン・スマート「Hacks」(原題) 主演男優賞(リミテッドシリーズ・テレビ映画部門) コリン・ファレル「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」 リチャード・ガッド「私のトナカイちゃん」 ケヴィン・クライン「ディスクレーマー 夏の沈黙」 クーパー・コッチ「モンスターズ:メネンデス兄弟の物語」 ユアン・マクレガー「モスクワの伯爵」 アンドリュー・スコット「リプリー」 主演女優賞(リミテッドシリーズ・テレビ映画部門) ケイト・ブランシェット「ディスクレーマー 夏の沈黙」 ジョディ・フォスター「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」 クリスティン・ミリオティ「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」 ソフィア・ヴェルガラ「グリゼルダ」 ナオミ・ワッツ「フュード/確執 カポーティvsスワンたち」 ケイト・ウィンスレット「ザ・レジーム/壊れゆく政権」 助演男優賞 浅野忠信「SHOGUN 将軍」 ハビエル・バルデム「モンスターズ:メネンデス兄弟の物語」 ハリソン・フォード「シュリンキング:悩めるセラピスト」 ジャック・ロウデン「窓際のスパイ」 ディエゴ・ルナ「ラ・マキーナ 崖っぷちのボクサー」 エボン・モス=バラック「一流シェフのファミリーレストラン」 助演女優賞 ライザ・コロン・ザラス「一流シェフのファミリーレストラン」 ハンナ・エインビンデル「Hacks」(原題) ダコタ・ファニング「リプリー」 ジェシカ・ガニング「私のトナカイちゃん」 アリソン・ジャーニー「ザ・ディプロマット」 カーリー・レイス「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」
シネマカフェ シネマカフェ編集部