三木市制施行７０周年を祝って、屋台を差し上げ盛り上がる市民ら＝三木山総合公園

　兵庫県三木市の市制施行７０周年を祝う「祭り屋台大集合」が２６日、同市福井の三木山総合公園陸上競技場で開かれた。市内２８地区３０基の屋台が集結し、町ごとにそろいの法被に身を包んだ氏子らが、威勢良く練り合わせを披露。市外在住者らの担ぎ体験もあり、詰めかけた人々が市の節目を盛り上げた。 【写真】祭り好き91歳、老い知らずのミニチュア屋台　1200超のパーツで精巧に再現 　１９５４年７月に誕生した同市では、５０周年、６０周年の節目にも市民らとつくる実行委員会が主催。２００４年は２３基、１４年には２８基が参加した。 　今回参加したのは、春祭りや今月の秋祭りで市内を盛り上げた大宮八幡宮（同市本町２）や岩壺神社（同市岩宮）などの氏子２８地区。２９年ぶりの町外運行となった城山町地区や子ども屋台２基などを含め、過去最多の参加数となった。 　飲食ブースに囲まれた会場には午前９時から屋台が順次入場した。布団屋根の形状などでグループ分けした練りを披露した後、一般客が子ども屋台で練りを体験した。午後１時半、全体が一気に屋台を担ぐ総練りの開始を告げる「打ってくれ！」の声が上がると、太鼓の音が響き渡り、氏子らは町自慢の屋台を揺らし、差し上げた。（大山伸一郎）