さまざまな人が支え合う「共生社会」について学ぶ 元車いすバスケ日本代表の根木慎志さんが体験型授業 「応援の大切さ」を高校生に伝える 鳥取県鳥取市
日本海テレビ
パラスポーツを通じて、さまざまな人が支え合う「共生社会」について学んでもらおうと鳥取市の高校で12月19日に、体験型授業が行われました。 12月19日、鳥取市の高校で車いすバスケの体験授業が行われました。車いすバスケの元日本代表・根木慎志さんが訪れ、約270人の生徒を前に競技のデモンストレーションや講演を行いました。 根木さんは高校3年生の時に事故に遭い、脊髄を損傷。車いす生活となりましたが、知り合いの勧めで車いすバスケに出会いました。2000年のシドニーパラリンピックでは日本代表に選ばれキャプテンを務めました。 現在は、日本財団の「あすチャレ!スクール」の講師として年間約100回の講演を行いながら、若い世代へパラスポーツの楽しさやさまざまな人が互いに支え合う「共生社会」の重要性を伝える活動に取り組んでいます。 車いすバスケ元日本代表 根木慎志さん 「応援が伝染するのよね。頑張れって一人言い出したら頑張れ、頑張れってあっという間に頑張れコールになってんやんか。こっちは泣きそうになってくるよね」 この日伝えたのは「応援の大切さ」。 その後、生徒たちは車いすバスケを体験。慣れない車いすの操作に苦戦しながら、会場からの応援を受けシュートを決めていました。 参加した高校生 「障害が弱みじゃなくて、みんな同じなんだなとというのが聞けて、すごく力強い言葉だなと思いました」 「自分とは遠いものだと思っていたんですけど、パラスポーツってみんなが一緒になって楽しめるような架け橋となるものだなと思いました」 車いすバスケ元日本代表 根木慎志さん 「 僕自身が車いすユーザーになってから、周りの人たちに支えてもらってすごく応援してもらったし、もちろん車いすバスケで日本代表になった時も本当に日本中が応援してくれたことによって、めっちゃ頑張れたということがあったので。改めて、この”あすチャレ!スクール”の中でも応援の素晴らしさというのを体感してもらえるのでね」 根木さんは今後もこうした活動を通じて、一人一人を尊重する多様性社会の大切さを伝えていきたいということです。
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