【SSPW】古豪アレクサンダー大塚が明かす14年ぶりレジェンド王座挑戦の理由
「チャンピオンで30周年を迎えられたらそんなにうれしいことはない」
――現在、初代タイガーマスク、佐山先生はメニエール病で欠場中。そこも間下選手が責任感や使命感を抱く部分につながるのでしょうか? アレク (間下の強さは)そこも含めてなのかなというのは感じます。僕自身もチャレンジャーの立場ではありますけど、間下選手をより一層強く、大きくするために佐山さんからチャンスをいただいたのかなと。たぶんもう下り坂にいるアレクサンダー大塚かもしれないですけど、佐山先生の教えと思い、必ず勝ちます。 ――ファンのなかには、キャリアや年齢、現在の立ち位置みたいなところを考えて、アレクサンダー大塚でベルトが取れるのか?と懐疑的な視線を向ける人もいるかもしれません。 アレク それはもういろんな目で見ていただいて結構です。 ――それを見返す自信は? アレク その答えを出すのがプロレスだと思うので。 ――リングで答えを出すと? アレク そうですね、はい。 ――間下選手も会見で言及していましたが、1998年10・11「PRIDE4」(東京ドーム)でのマルコ・ファス戦にアレク選手は勝利。一夜にして世界を変えて見せました。今回も間下選手に勝ってベルトを巻けば「下り坂」的な見方を変えることができるのかと思います。 アレク ホントそうですね。それは周りにもそうだし、何より自分自身に対しても。皆さんからよく言っていただくんですけど、僕がアレクサンダー大塚で、AOというイニシャルで、そのなかで”AO”cornerという入場曲と出会って、自分は人生において死ぬまでチャレンジャーで生きていくことが大切なんだなというのを月日とともにドンドンドンドンわかってきた。だからこそ今回も力強いチャレンジャーでタイトルマッチに臨み、またチャンピオンになりたいなと思っています。 ――間下選手に勝利し、ベルトを巻いたらどんなチャンピオンロードを歩みたいですか? アレク そうですね…タイトルマッチ自体が1月15日でポツンと切れたのもあるのでホントいまだけを見ているのが正直なところで。ただ、インタビューでそういうふうに質問されて、ふと欲を出して考えれば、来年自分自身がデビュー30周年になるので。今回ベルトを取って、チャンピオンで30周年を迎えられたらそんなにうれしいことはないかなと思いますね。 ――思いがけない欲が出てくるのもプロレスの魅力です。 アレク そうですね。夢を持てない人がいる世の中で、いくつになろうが夢を持つことで元気に進めるっていうところも見せたいなと思います。 ――ベルトへの意欲がないと公言するアレク選手が挑戦表明し、ベルトを巻いた先のことまで考えられるのがレジェンドチャンピオンシップのベルトなんですね。 アレク 繰り返しになってしまいますが、やっぱり尊敬する佐山さんが創設された団体のベルトだからです。それに自分が着けていた時のベルトとは(デザインが)変わって、すごくゴールドになっていて。新しいベルトも巻きたいなと思います。自分があのベルトを巻きたいし、巻いた姿を皆さんにも見てもらいたいです。あ!1月15日の浅草三人祭の勝利者賞、末ッ子の餃子110人前をまだ間下選手と行けてないので、このレジェンドチャンピオンのタイトルを僕が取って! タイトル奪取の祝勝会も兼ねたいですね。 【対戦カード】 《Wメインイベント ②レジェンド選手権試合 60分1本勝負》 [第17代王者]間下隼人(ストロングスタイルプロレス) vs [挑戦者]アレクサンダー大塚(AODC) 《Wメインイベント① 女子タッグ選手権試合60分1本勝負》 [王者]ジャガー横田(SSPW女子タッグ王者/CRYSIS/ワールド女子プロレス・ディアナ) &藪下めぐみ(SSPW女子タッグ王者/ CRYSIS/フリー) vs [挑戦者]ダーク・タイガー(DarkerZ)&ダーク・チーター(DarkerZ) 《第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負》 スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)&船木誠勝(フリー) &ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス) vs ダーク・ウルフ(DarkerZ)&村上和成(フリー)&関本大介(大日本プロレス) 《第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負》 タイガー・クイーン(ストロングスタイルプロレス)&雪妃真矢(フリー) vs Sareee(フリー)&本間多恵(フリー) 《第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負》 関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)&日高郁人(ショーンキャプチャー) vs 澤田敦士(無所属)&政宗(フリー) 《第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負》 野崎渚(フリー) vs 柊くるみ(プロミネンス) <写真提供:ストロングスタイルプロレス>
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