滋賀県、認知症者虐待で特養処分 兵庫の法人、受け入れ停止
滋賀県は4日、同県近江八幡市の特別養護老人ホームで利用者を身体拘束する虐待行為があったなどとして「特別養護老人ホーム四季の郷」を運営する兵庫県神河町の社会福祉法人「宝寿会」に、5月1日から6カ月間、新規利用者の受け入れ停止の行政処分をした。 滋賀県によると、職員が昨年5~6月、認知症の男性利用者に行動を抑制する服や下着を着用させていた。けがはなかった。 近江八幡市も4日、同じ敷地内にある「地域密着型特別養護老人ホーム漫遊の郷」を運営する宝寿会に対し、同様に処分した。 両施設では、それぞれに常勤看護師を配置していないにもかかわらず、介護報酬を不正に請求していた。