BMWの限定モデル「M4 CS」が過激すぎる! 20kgの軽量化と20PSの出力向上を実現。
BMWは9月4日、高性能スポーツクーペ「M4」を軽量化、高出力化した限定モデル「M4 CS」を発表した。 【写真】カッコよすぎる! M4 CSの詳細画像がこちら(全21枚)
M4 CSはプラス20PSの550PSに
BMWは9月4日、高性能なM4を軽量化、高出力化した限定車「M4 CS」を発表した。現在日本で導入されているM4は、エンジンパワーをノーマルよりアップさせたコンペティション仕様(M4コンペティション M xDrive 最高出力530PS)で、名称の通りインテリジェント4輪駆動システムのM xDriveを組み合わせている。今回発表されたM4 CSは、それをベースに約20kgの軽量化と約20PSの出力向上(最高出力550PS)を果たしたもので、これによるパフォーマンスは0-100km/h加速3.4秒だ。 BMW M社が開発する高性能マシンは、サーキットでの本格走行を可能にするMハイパフォーマンスモデルと、サーキットで培われた技術を取り入れて走行性能を高めたMパフォーマンスモデルの2つのカテゴリーがあり、今回のM4 CSは前者の位置付け。CSの意味はCompetition Sportの略である。 エクステリアは、ボンネットにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用して軽量化を図り、さらに、キドニーグリル、エアインレット、ドアミラーキャップ、リアスポイラー、ディフューザー等にもCFRPを採用。イエローのデイライトを備えたアダプティブLEDヘッドライトを装備し、トランクリッド等のモデルバッチは、ブラックをベースにレッドアクセントを利かせることで特別感を演出した。 インテリアは、センターマーク付きのMアルカンターラステアリング、Mカーボンファイバートリム、専用CFRP製センターコンソール、前席にMカーボンバケットシート等を採用し、レーシングシーンを彷彿とさせるデザインに。一方のリアシートには大人2名が座れるスペースを確保しており、日常使いでの優位性も兼ね備えた。 シャシーは、BMW M4 コンペティションM xDriveをベースに、路面追従性、キャンバー強度、ダンパーのレスポンスを向上させるため、ボールジョイント箇所を4ヵ所増加して14ヵ所としている。専用サスペンション、専用スタビライザー、低重心化、レッドハイグロスのMカーボンセラミックブレーキを標準装備することで、サーキットにおける究極のドライビング性能を発揮するという。 日本仕様車は右ハンドルのみで、税込み価格は2068万円。なお注文受付は残念ながら9月17日で終了。納車は今年11月以降を予定している。 SPECIFICATIONS ビー・エム・ダブリュー M4 CS|BMW M4 CS ボディサイズ:全長4801×全幅1918×全高1399mm エンジン:直列6気筒Mツインパワーターボ 排気量:2993cc 最高出力:405kW(550PS)/6250rpm 最大トルク:650Nm(66.3kgm)/2750-5950rpm 0-100km/h加速:3.4秒 駆動方式:4WD トランスミッション:8段Mステップトロニック(Drivelogic付) 価格:2068万円(税込) ※数値は欧州仕様車の参考値
文=原アキラ 写真=BMW