102歳でスカイダイビングを成功させた女性が、上空で「余裕の笑顔」を見せる動画が話題に。今なお“挑戦し続ける理由”も明かす
先日、102歳の誕生日を迎えたイギリス・サフォークに住むマネット・ベイリーさん。彼女は自身の誕生日を記念して、なんとスカイダイビングに挑戦。慈善団体のために、1万ポンド(約190万円)以上も集め、話題となった。 【動画】本当に102歳⁈ 多くの人が見守る中、笑顔でスカイダイビングを成功させたマネットさん 100歳の誕生日には、インストラクターと一緒にフェラーリに乗ってサーキットを時速130マイル(約210キロ)で一周するなど、大胆な挑戦をしてきたマネット・ベイリーさん。そして今回は、102歳の誕生日を記念してスカイダイビングにチャレンジすることに。 『The Guardian』紙によると、第二次世界大戦中にエジプトで王立婦人海軍に所属していたマネットさんは、ジャンプの前に「常に新しい何かを探さなくてはならない」と語っていたとのこと。そして今回自身にとって大切な3つの活動である、イースト・アングリアン航空救急、運動ニューロン疾患協会、そして地元のベンホール&スターンフィールド元軍人と村のクラブのための資金を調達するためにスカイダイビングに挑戦し、1万ポンド(約190万円)以上の寄付金を集めたという。 マネットさんは『SKY NEWS』に対し、空から飛び降りたときのことをこのように語っている。 「ドアが開いたときは、もう何もできない、何も言えないと思いました。ただ飛び降りるだけだと。まぁ飛び降りたんだと思います。足が外に出たのはぼんやりと覚えていて、目を閉じました。とても速いスピードで旅をしているようでしたね」 そんな彼女を応援しようと、地元の人々(1961年からマネットさんが住む地)は飛行場に駆け付けたという。
102歳になっても挑戦し続ける理由
新たな挑戦としてスカイダイビングを思いついたのは、マネットさんの友人の父親(85)がパラシュートジャンプをした話を聞いたのがきっかけだったという。彼は着地してからもう一回やりたいと言ったそうで、マネットさんは「85歳の男性にできるのなら、私にもできる」と思ったとのこと。 そしてマネットさんがこのジャンプを成功させたことで、2017年5月にデヴォン州出身のベルダン・ヘイズさんが101歳と38日で達成していた「イギリス最高齢パラシュート降下記録」を更新。 飛び降りる前には『BBC Radio Suffolk』に対し、スリルを求める姿勢がどこから来たのか「まったくわからない」と語ったが、挑戦し続けている理由についてこのようにコメントしている。 「健康で元気でいられるのはとてもラッキーなこと。だからそれを活かして何かをしなければならない--、それが本当の意味だと思います。他の人は関節炎で不自由をしているのに、私はそうじゃないですから」 ジャンプの前には、ウィリアム皇太子からの直筆の手紙を含む応援メッセージや、パラシュートの専門家たちからのアドバイスが届いたというマネットさんは、『BBC Radio 4』を通じて同世代の人々へ熱いメッセージを送った。 「80歳、90歳を迎えようとしている人たちには、何もあきらめないでほしいと思います。ただ進み続けるだけなのです」