映画などのロケ地としてニーズが高まっている「映画のまち足利」で、市内出身の男性が自主映画の製作に乗り出し、思い出の場所を記録に残そうと仲間と奮闘しています。 自主映画のメガホンをとるのは、足利市出身で現在は都内にあるアニメーション映画の制作会社で働く、立澤直也さんです。 物語の舞台は２０２５年に取り壊しが決まっている立澤さんの亡き祖父母の家。立澤さんにとっても祖父母との思い出が詰まったこの家を記録に残そうと、自主映画の製作を決意しました。 実写での映画製作は今回が初めてという立澤さん。仕事の中で出会った９人の仲間とともに撮影は進みます。 映画は「人の記憶」をテーマに、ピアニストの女性とその祖母のやりとりから、記憶のはかなさや愛しさを描くもの。 立澤さんは、フィルムコミッション事業を積極的に行っているふるさとの足利市が、「映画の製作者を育てるまちになってほしい」と夢を語りました。 映画は、２０２４年１２月に完成予定で、上映会や映画祭への出品を計画しているということです。