ツアー2勝の実力者が3季ぶりのシード復帰へ正念場 「明日はボードの左側にいられるようにしたい」
「ショットの調子がいい。大きなミスもない」
◆国内女子プロゴルフ 大王製紙エリエールレディス 11月14~17日 エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県) 6575ヤード・パー71 【動画】送る側が涙を抑えきれない…これが上田桃子と後輩たちの万感“最後のハグ”です
ツアー通算2勝の岡山絵里が、3シーズンぶりのシード獲得に大きく前進した。 大会3日目は6バーディー、1ボギーの「66」で回り、通算11アンダーの8位タイでフィニッシュ。この日はパー5で2度の2オンに成功しバーディーを奪取。ショットの良さがスコアにつながった。
「ショットの調子がいい。特にドライバー。フェアウェイキープは100%ではないですが、大きなミスはないです。ラフが短めでグリーンも少し止まるので、多少ラフに行っても大丈夫と思って打てるのが大きいです」 岡山は2016年に初シードを獲得し、以降5シーズン連続でシードを保持。しかし、22年にシードを落としたまま復帰できていない。 ただ、今季はレギュラーツアーできっちりと予選を通過し、9月のステップ・アップ・ツアー「SkyレディースABC」の優勝も「自信になった」と語る。 現在メルセデス・ランキング53位で、シード復帰には今大会を単独21位以上で終えるのが条件。最終日にこの順位を保つことができれば、3シーズンぶりのシード復帰がほぼ確定する。 「ランキングは昨日まで意識はしていましたが、明日は(スコア)ボードの左側にいられるようにという目標でプレーできたらいいなと思います」 優勝争いも気になるが、シード獲得をかけた戦いにも注目したい。
岡山 絵里(おかやま・えり)
1996年6月4日生まれ、大阪府出身。8歳でゴルフを始め、2015年のプロテストに合格。翌年から5シーズンにわたってシードを保持。18年「リゾートトラストレディス」でレギュラーツアー初優勝。21年「アクサレディス」で2勝目を飾った。ニトリ所属。
キム・ミョンウ