【衆院選 終盤情勢】埼玉11区 自民小泉がややリード
埼玉新聞社は24日、衆院選の埼玉県内16小選挙区の終盤情勢を分析した。(敬称略) 【衆院選 終盤情報】埼玉は8選挙区で激戦 与野党の勢力図転換も
■埼玉11区の立候補者 柿沼遥輝 41 共 新 島田誠 66☆立 新 小泉龍司 72☆自 前(7) 自民小泉がややリード。立民島田が巻き返しを目指す。 小泉は7選を果たした前回の選挙戦と同様、大きな会場での演説は控え、自ら区内隅々を回る街頭演説を展開。初出馬の1996年以降に獲得した草の根の支持を固めるとともに、「結婚支援強化」などの少子化対策を訴え、若者の票の取り込みにも動いている。 前回選挙に続いて挑戦している元寄居町長の島田は、市街地の交差点や商業施設前などに立ち、長時間連続で演説を行う「街頭演説マラソン」を積極的に実施する。「裏金疑惑に揺れる自民政権に将来を託してよいのか。今こそ決別するべき」などと力説し、党支持層の確保と自民批判票集めに全力を傾ける。 2017年に10区から出馬したことのある共産柿沼は、今回は育ちの地であり、小学校教員時代のゆかりである11区で支援者拡大と浮動票獲得を狙う。地域を回りながら商業施設前などで遊説し、消費税減税や教育費負担軽減、賃上げなどを主張。「金で動く汚い政治をただすのは今」と懸命だ。 ※掲載は届け出順。敬称略。年齢は投票日の10月27日時点での満年齢。☆は比例北関東ブロックとの重複立候補を表す。党派の略称は、自由民主党=自、立憲民主党=立、公明党=公、日本共産党=共、日本維新の会=維、国民民主党=国、れいわ新選組=れ、社会民主党=社、参政党=参、みんなでつくる党=み、諸派=諸、無所属=無。前、元、新は前職、元職、新人の略。(数字)は当選回数。(いずれも埼玉新聞調べ)