【バレー】全日本インカレ開催中! 選手が思う大学バレーの魅力とは? 東海大・宮部愛芽世「プロとは違い、学生としての姿のまま戦えるところ」、専修大・甲斐優斗「小中高と積み上げてきたものを発揮し、成長を見てもらえる場所」
11月27日に開幕した全日本バレーボール大学女子選手権大会(全日本インカレ)。28日から試合が始まり、熱戦を展開している。今回は25日に行われた日本代表、ユニバ代表経験のある7選手によるオンライン座談会後に出席者全員に聞いた「大学バレーの魅力」をお届けする。
●宮部愛芽世(東海大4年) プロの選手ではないので、それぞれのコートの中で学生としての姿のまま戦える。もちろん、楽しむ時も全力ですし、悔しい姿だったり、そういう感情がすごく飛び交うのが学生バレーのいいところだなと思います。また、チーム力がとても大事になってくるので、実力では補えない部分をチームメイト全員の力で発揮できた時がすごくやりがいを感じますし、そこが魅力だなと思いながらやっています。 ●甲斐優斗(専修大2年) 大学バレーっていうのは、小中高と積み上げてきたものを多くの人が発揮できる場所だと思っています。プロを目指してやる上で、ひとつの段階になっていくところだと思うので、そういう成長を見ていただけるという意味で、大学バレーも重要なのかなと思います。 ●佐藤淑乃(筑波大4年) 学生として戦える試合は大学生が最後になります。特に女子バレーは、高校を卒業してそのままVリーガーになる選手もいれば、大学を選んで、 大学生としてバレーボールを続ける選手もいる。その中で、大学を選んだからには、自分たちで考えてやるっていうところが大きいと思います。 特に最後の今回の全日本インカレは、今まで1年間とか、4年間とか、いろいろ積み重ねてきて、いろんな経験をした最後の集大成だと思うので、そういう部分に注目してほしいと思います。 ●大山遼(筑波大4年) 大学生になって、自分自身、戦術面だったり、技術的なところもより高いレベルで、高校までとは違ったところを学べました。そういう意味で大学生はより戦術面を考えてやってきていると思うので、それが良いところだし、注目してほしいと思います。 ●澤田晶(中央大3年) 大学バレーは、学生バレーの集大成。その後の進路はそれぞれで、バレーを続ける、続けないがあると思うんですけど、いろいろな選手がチーム一体となって、試合で気持ちと気持ちがぶつかり合うのが、大学バレーの魅力なのかなと自分は思います。 ●高橋慶帆(法政大2年) 大学のバレーっていうのは、学生最後の集大成になってくると思います。大学生は高校までと比べると、知識なども身についてきて、自分で考えて行動し、自分の行動、プレーに責任を持つようになってくると思うので、そういう覚悟の表れが見えてくるのが大学バレーなのかなと。そこがいいところかなと思います。 ●石倉沙姫(日本体育大学4年) 何人かが話していた通り、大学バレーは高校生までに比べて、戦術だったり、技術面などにおいて、先生やコーチなどに指示されるというよりは、自分たちで考えてすることが多くなります。練習メニューなども自分たちで考えたりとか、何から何まで、選手とかスタッフとか学生だけでするので、その1年間何をしてきたかが、最後の全日本インカレなどでは出てくると思います。その年によって、チームカラーが全然違ったりすることもありますが、学生メインでやっているからこそなので、それも大学バレーの中では魅力になってくるのではないかと思います。
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