目黒「雅叙園」の歴史的木造建築で「月」をテーマにした美術展 島根出身アーティストの作品に注目
山陰中央テレビ
東京のホテルで開かれている美術展で、和紙や砂鉄などを使って、独自の技法で作品を制作する、島根県出身のアーティストの作品が注目を浴びています。 東京・目黒区の「ホテル雅叙園東京」で開かれている美術展、「月百姿×百段階段~五感で愉しむ月めぐり~」。月をテーマにした浮世絵や、プロジェクションマッピングなどのアート作品が展示されています。 作品が展示されているのは、昭和初期につくられた、館内に残る唯一の木造建築「百段階段」。豪華絢爛な7つの部屋を99段の階段が結び、多彩な姿をみせる月を五感で感じられよう工夫されています。 出品者のひとりが、浜田市弥栄町出身の錆和紙アーティスト・伊藤咲穂さん。島根の伝統工芸品・石州和紙と砂鉄などを使い、独自の技法で月と地球が互いに呼吸しあっている様子を表現しています。 錆和紙アーティスト・伊藤咲穂さん: その人それぞれに月との思い出がある。そういう感覚、心の振動に深く潜って入っていくような、静かな気持ちで見ていただけたら、とてもうれしいです。 この美術展は東京・目黒区のホテル雅叙園東京で12月1日まで開かれています。
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