センバツ2022 組み合わせ決定 東洋大姫路VS高知 第3日第3試合 /兵庫
オンラインで4日に開催された第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の組み合わせ抽選会で、東洋大姫路は大会第3日の第3試合(20日午後2時開始予定)で高知との対戦が決まった。高知は勝負強い打線で秋の四国大会を優勝。共に全国制覇の経験のある名門同士の対戦となった。大会は18日に西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。【後藤奈緒】 オンラインの抽選会に校内のパソコンから「気負わず臨んだ」という岡部虎尉主将(2年)は「10番」のくじを引いた。名門との対戦に「四国のチャンピオンで伝統があり打撃が強いイメージ」と話し、「粘り強いプレーで勝ち、勇退する藤田明彦監督を日本一の監督にしたい」と頂点を見据えた。 対戦相手は専用グラウンドで練習に励んでいた選手たちにも伝えられ、藤田監督は「高知やで」「3日目やで」と声を出しながら鋭いノックを放ち、選手を鼓舞。「甲子園では多くの観客に見てもらうことで、選手たちを成長させたい」と意気込んだ。 エースの森健人投手(同)は「直球もカーブも良い状態。試合までにベストに仕上げ、油断せず自分たちのペースで初戦を勝ちたい」と話し、クリーンアップを務める山根昂介選手(同)は「本塁打2本が目標。打撃で投手を援護したい」と気を引き締めた。 ……………………………………………………………………………………………………… ◆対戦校紹介 ◇高知 1899年、江陽学舎として創立。1948年に新制の城東高となり、56年に高知高と改称された。運動部の生徒が通うスポーツ進学▽2年から文系・理系に分かれる文理▽国公立大学や私立難関大学などを目指す特進――の3コースで約560人が学んでいる。 運営する学校法人高知学園は幼稚園、小中高校、短大、大学、専門学校などを設置。建学の精神は「信頼される人物の育成」で、社会に貢献する人材の育成を目指している。 野球部は26年創部で、甲子園にはこれまで春18回、夏13回出場。64年夏と75年春に優勝を果たした。OBはプロ野球・中日の木下拓哉捕手や楽天の和田恋外野手など。高知市北端町100。 〔神戸版〕