遠州・三河の4寺社、紅葉巡りの御朱印帳企画 小国神社と法多山、龍潭寺、普門寺
紅葉の季節に信仰や宗派を超えて古寺社巡礼に親しんでもらおうと、森町の小国神社や愛知県豊橋市の普門寺など遠州、三河地域の4寺社は、びょうぶ型の御朱印帳の配布を始めた。 両寺社と袋井市の法多山尊永寺、浜松市浜名区の龍潭寺の4寺社が2020年から共同で企画している「遠州・三河 一社三山もみじめぐり」の一環で、企画5年目を祝って御朱印帳を製作した。御朱印帳は、中面に各寺社のイラストが描かれたほか、御祭神や由緒も紹介している。広げるとびょうぶ状になり、神棚や玄関などに飾ることができる。1冊1200円。 小国神社によると、遠州と三河地域は古くから物資や文化交流が盛んに行われてきた縁のある地域。4寺社それぞれが紅葉の名所として知られていることもあり、神仏を分け隔てなく敬う精神文化や境内の自然の魅力に触れてほしいという思いで、巡礼企画を始めたという。 同神社の打田雅臣禰宜(ねぎ)は「古来よりつながりがあるというロマンを感じながら各寺社を巡り、魅力を再発見してくれれば」と話し、普門寺の林義将住職は「これを機に両地域の人の往来がますます活発になり、絆が深まれば」と期待した。
静岡新聞社