日本製鉄 USスチールのガバナンス方針 米国内優先を強調 通商問題干渉せず 早期買収完了に期待
日本製鉄は4日、米高炉大手のUSスチール買収完了後のガバナンス方針を発表した。日本製鉄子会社の北米日本製鉄(NSNA)を通じて、USスチールは米国企業として存在を続け、ペンシルバニア州ピッツバーグの本社を維持するとした。日本製鉄は米鉄鋼市場でUSスチールの米国内生産を優先し、通商問題に日本製鉄、NSNAは干渉しないとした。買収による効果を確実に出し、USスチールが米産業界で象徴的な企業であり続けるための方針とし、利害関係者に支持を訴えた。