婚活男性のお相手選びの条件に変化、自己PR欄に書かれるようになった“昭和ではあり得ない”言葉
家事能力よりも自己成長が大事
ようこさん(39歳、仮名)は、婚活して3年になりますが、「なかなか理想の男性に巡り会えない」と言っています。 「お見合いのときはいいなと思っても、お付き合いに入ってみると、どうも男性の幼稚さが垣間見えてしまうんです。特に、実家暮らしの男性は、“子ども部屋おじさん”が多い。これからお相手を選ぶときは、実家暮らしの人は避けて、一人暮らしをしている人にしよと思います」 そうして、ある上場企業に勤めるえいたさん(45歳、仮名)とお見合いをしたのですが、2度目のデートを終えて、「交際終了にしてください」と連絡をしてきました。 「えいたさん、お見合いのときは、『女性も結婚後に仕事を続けたければ続ければいい』と言っていたのですが、この間のデートで、『女性の仕事は会社の歯車の一つ。男性の仕事とは根本的に違う』みたいな発言をしたんですね。根っこでは男尊女卑の考え方がある方なんだと思いました」 そんなえいたさんにようこさんは、こう言い返したそうです。 「女性の中には、男性よりも優秀に仕事をしている人がいますよ。男性、女性関係なく、仕事にどう取り組むかは、人によると思います。結婚に対してもそうです。結婚して家事能力を磨くことも大切ですが、それ以上に大切なのは個人の自己成長だと思っています」 自立した女性が増えています。ジェンダー平等が言われている時代だからこそ、結婚観も変わってきています。ですが、夫婦にとって重要視すべきは、お互いが平等であることよりも、お互いをパートナーとして思いやることを先に考えた方が幸せになれると思うのですが、いかがでしょうか? 鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。新刊『100日で結婚』(星海社)好評発売中。公式サイト『最短結婚ナビ』 YouTube『仲人はミタチャンネル』
鎌田れい