妊娠糖尿病の闘病生活…「注射を打たない」選択にこだわり続けたワケ【作者に聞く】
少し心に余裕があるはずの2人目の妊娠中、妊娠後期の血液検査から高血糖が発覚。再検査(OGTT=経口ブトウ糖負荷検査)の結果下された診断は「妊娠糖尿病」。食べるの大好き!甘いもの大好き!な作者である奥田けい(@kei__okuda)さんが、食事療法を中心にインスリンを打たずに迎えた出産についてわかりやすく漫画化。2023年5月に発売した書籍「2人目妊娠したら糖尿病になった話」の中から一部を抜粋して著者コメントと合わせてお届けする。 【漫画】本編を読む <妊娠糖尿病とは?> 「妊娠中にはじめて発見または発症した、糖尿病にいたっていない糖代謝異常」のこと。 ※本作は「妊娠糖尿病」を紹介するものとなります。「妊娠糖尿病」と「糖尿病」は異なる疾患ですのでご注意ください。 ※本作で紹介している症状は、個人の体験談であり、すべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。 ――食事管理を頑張り続けるのはかなり大変だったと思います。気持ちが揺らいだことはありませんでしたか? 家族でマクドナルドを買ってピクニック!のときに、自分だけサラダチキンとおにぎりしか食べられなかったときはとても悲しくて気持ちが揺らぎました……。ですが、赤ちゃんが苦しいかも……?と思うと、やはりマクドナルドは食べられませんでした……。 ――インスリンを打たない「食事管理だけでの治療」はとても精神的に過酷な印象があります。周りで奥田さんのようにインスリン無しの治療を行っていた方はいらっしゃいましたか? 偶然にも私の周りの妊娠糖尿病患者はみんなインスリンは打たず、食事管理だけの治療ですんだそうです。でも食事はすべてザ・和食に切り替えたという人もいました。 ――血糖値を上昇させやすい白米を食べる際に、工夫していたことはありますか? 冷やご飯のまま食べるとか、もち麦をいれるとか、少しでも血糖値を上げない可能性がある方法は取り入れていました。 イラストレーター奥田けいが描く『妊娠糖尿病体験記』。出産までのリアルな体験談を詳しく描いたコミックエッセイ「2人目妊娠したら糖尿病になった話」が発売中。 取材・文=濱田瑠奈
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