北京で新潟産米をPR 早期の日本産食品の全面輸入再開求める
福島第一原発の事故以降、中国からコメ以外の食品の輸入を停止されている新潟市が北京で新潟米をPRし、早期の日本産食品の全面輸入再開を訴えました。 焼肉のお供としてかかせない白米をほおばる中国人客。 北京では今月12日から新潟米をPRするイベントが開かれていて、14の飲食店で「こしひかり」を提供しています。 中国人客 「とてもおいしいです。もっちりとした食感でした」 「とてもきれいで、香りや口当たりがよいです」 2011年の東京電力福島第一原発の事故のあと、中国は日本からの食品輸入を厳しく規制。果物や野菜などはすべての都道府県からの輸入が、事故から13年たった今も全面的に停止されています。 さらに新潟県や福島県など10都県については、加工品を含む全ての食品が輸入停止。2019年1月、新潟県産のコメのみ輸入再開が認められましたが、それ以外はいまだ認められていません。 日本料理店オーナー 高山貴次さん 「最近お客さんの中では日本の食材まで興味がある人が増えてきまして、(食材の種類が)これからどんどん増えていけばいいなと思っています」 新潟市 北京事務所 荒井正幸所長 「(新潟には)他にも、おいしいものがたくさんございます。特にお酒は有名ですので、もし輸入できるようになればと心待ちにしております」 世界的に見ても極めて異例といえる中国政府の規制に対し、日本政府は引き続き規制解除を求めていく方針です。
TBSテレビ