理系コスプレイヤー・紬とろろ「アニメのラッキースケベが好きなので水着は抵抗がなかった」
「そんなに脱がなくても良くない?」
水着など、露出度が高めの衣装を着るようになったのも、東京でできたコスプレ仲間の影響だった。 「仲の良い子はグラビアをやっている子が多かったので、私もやってみようかなと軽い気持ちで水着写真を載せたら、予想以上に反響があったんです。それから露出が多めの写真もあげるようになりました。そこまでギリギリの衣装は着たことがないですけど、私自身がアニメやマンガのラッキースケベが好きだったので、そこまで抵抗はなかったんですよね。 ただ露出が多いと数字は伸びるんですけど、私のファンはちょっと変わっていて。露出多めの写真をあげても、他のグラビアの子たちのような反響がなくて、制服やタイツでチラ見せみたいなほうが反応は良いんです(笑)。撮影会でも制服やブルマ指定が多いですし、たまにSNSで『そんなに脱がなくても良くない?』ってコメントがあったりします」 現在、コスプレと同じぐらい力を入れているのがゲームだ。 「もともとプレステ4で『エーペックスレジェンズ』をやっていたんですが、PCのほうがいいよと勧められて、ゲーミングPCを買ったら、FPSというジャンル自体にハマって。同時期に『Discord』というアプリを通じてゲーム界隈の知り合いも増えました。それでゲーム好きを公言するようになったら、Nanoleafさんというゲーミング周辺機器メーカーさんからPRの案件をいただいて。 それをきっかけにゲーム関連のお仕事も入るようになりました。趣味で始めたゲーム配信も、徐々に収益が上がるようになって。そもそも私は無類のお喋りなので、見てくださる方がいれば雑談だけで4時間でも5時間でも喋っちゃいます。ゲームを始めると平気で8時間とか配信しちゃうので、それを楽しみに観てくれる人も増えていきました」 Discordを通じて、運命の出会いもあった。 「昨年からモデル、声優、俳優、実業家など、幅広く活動している小森未彩さんと仲良くさせていただいていて。未彩さんからゲームに誘っていただいたのをきっかけに、いろんな輪が広がっていったんです。ゲームのお仕事が増えたのは、間違いなく未彩さんのおかげです。 まだ詳しいことは言えないんですが、音楽関連のプロジェクトも進めていて。もともとニコニコ動画の『歌ってみた』が原点にあって、私自身、歌うことは最も得意なことだと思っているので、今まで通りコスプレやゲームの活動を続けながら、今後は音楽方面も頑張っていきたいです」
猪口 貴裕