柳葉敏郎、朝ドラ中に『室井慎次』オファー「なぜあの時断ろうと…」亀山Pが1年以上かけて説得
その後のティーチインでは、柳葉自身が客席までマイクを運び、質問を受けることに。室井と同様、里親子の支援をしている観客から「本作の中で、里親さんや子供たちのセリフがたくさんあり、泣いてしまいました。どのようにセリフにしていったのか?」と質問された柳葉は、「里親という言葉は環境にすぎなくて、親としての気持ちで接していました。自分の子供を育てている時と同じように、彼らを愛する気持ちだけで過ごしてきました」と回答した。
中学生の頃から室井の大ファンという女性は「今、室井さんにかけてあげる言葉は何ですか?」と涙ながらに質問。柳葉は「彼に声をかけるとしたら、ようやったな、ですかね」と少し言葉を詰まらせながら、「あとは、感謝です。27年間付き合ってくれて、ありがとう、です」としみじみ。柳葉の言葉に、登壇者も涙ぐむ一幕もあった。 柳葉は「最後の室井になりますが、『踊る』は永久に不滅です」と最後にあいさつ。「皆さんに支えられた男の生きざまを今一度皆さんの心の中で振り返ってみてください。ありがとうございました」と締めくくった。
大阪では、TOHOシネマズなんば、大阪ステーションシティシネマの2か所で舞台あいさつを実施。名古屋を含めて計5回行われ、約2,000名の観客に感謝と御礼を直接伝えた。(編集部・倉本拓弥)
『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』は全国公開中