「少数派であってもやる覚悟を」 元ボクシング世界王者が語る「自分の生きる道の選び方」
世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級元王者の久保隼さんが14日、母校の大枝中(京都市西京区)を訪れ「自分の生きる道の選びかた」と題して講演した。 久保さんは大枝中2年の頃から競技を始め、南京都高(現京都廣学館高)、東洋大を経て2017年に京都出身者で初の世界チャンピオンになった。 久保さんは、競技を始めて進学先を決めた頃、周囲から冷ややかな視線を感じたという経験を紹介。「やりたいことがあればそれが少数派であってもやる覚悟が必要」と助言した。元世界王者の村田諒太さん(南京都高―東洋大出)や長谷川穂積さんから努力の大切さを学んだことが、現役生活の礎になったと振り返り「運良くさまざまな人と出会い、多くの経験ができた。覚悟があると出会いが変わる。自分たちで決断し、人生をつくり続けてほしい」と、約120人の生徒にエールを送った。