大谷翔平vs.ショーン・マネイア、新たにサイドスローになった苦手サウスポーを打ち崩せるか。ナ・リーグ チャンピオンシップシリーズ第6戦
ナショナルリーグ チャンピオンシップシリーズは、崖っぷちに立たされたメッツが第5戦を制したことで、ドジャースの3勝、メッツの2勝という状況でドジャースタジアムでの第6戦を迎えることとなった。
もちろん、依然としてワールドシリーズ進出に王手をかけたドジャースが優位に立っているわけだが、仮に第6戦を落とすと、勢いに乗るメッツが形勢を逆転させる恐れがあるため、ドジャースとしては何としても、この第6戦で決め切りたいというのが本音だろう。
その第6戦は、両軍のピッチングプランという観点からすると、完全にシリーズ第2戦のリターンマッチとなる。つまり、ドジャースはブルペンゲームで勝利を目指し、メッツはショーン・マネイアが先発マウンドに上がることになる。
『MLB.com』はその大一番を前に、大谷翔平とマネイアのマッチアップに焦点を絞った記事を掲載し、第2戦でマネイアが大谷を3打数無安打2三振に打ち取ったことについて振り返った。
そして、「オオタニはマネイアと対戦した際は、50本塁打を打ったMVP候補には全く見えなかった。しかし、それ以降、彼はまさにその通りに見え、第3戦で打球初速115.9マイル(186.5キロ)のムーンショットを、シティ・フィールド右翼ファウルポスト上方へ打ち込むと、第4戦では打球初速117.8マイル(189.6キロ)の先頭打者ロケット弾本塁打を放ち、第5戦ではマルチ安打をマークした」とした。
さらに「では、オオタニvs.マネイアの直接対決第2ラウンドでは何が起こるのか?」と疑問を呈した上で、「メッツがこのシリーズを勝者総取りの第7戦へ持ち込むには、恐らくマネイアは再びオオタニを抑え込む必要があるだろう」「そして、ドジャースがここでワールドシリーズ行きを決めるとしたら、全ては打線のトップにいるオオタニから始まるのだ」と論じた。
その上で、記事を投稿したデビッド・アドラー記者は、この両者の対決で鍵を握るのは、「マネイアがシンカーとスイーパーのコンビネーションを使い続けるかどうか」「オオタニが新たにサイドスローになったマネイアの腕の角度に対応できるかどうか」、そして、「オオタニは如何にマネイアのプレーオフ用の戦術に対応するかどうか」の3点であるとしている。