今の「スター・ウォーズ」ではレイが「最も価値のある資産」とみなされ、今後複数の新作映画に登場する予定だと報じられる
今の「スター・ウォーズ」ではレイが「最も価値のある資産」とみなされ、今後複数の新作映画に登場する予定だと報じられる
「スター・ウォーズ」シークエル三部作の主人公レイ・スカイウォーカーは、今後公開される「いくつかの」新作映画にも登場する予定であると報じられた。レイは現在、「スター・ウォーズ」フランチャイズにおいて「最も価値のある映画的資産」であるとみなされているとのことだ。 「スター・ウォーズ」画像・動画ギャラリー 「スター・ウォーズ」の制作に近い匿名の情報筋がThe Hollywood Reporterに語ったところによると、ディズニーは、シークエル三部作の主人公だったレイを、ペドロ・パスカル演じるマンダロリアンや、オリジナル三部作でマーク・ハミルが演じたルーク・スカイウォーカーなどのキャラクターよりも重要視しているのだという。 「彼女は、『スター・ウォーズ』がいま持っているなかで最も価値のある映画的資産です。ある意味では唯一といっていいかもしれません」と情報源の人物は語っている。レイは、今後公開される複数の新作映画で何らかの役割を担うことになるとも伝えられているが、それが具体的にどの作品になるかは明言されていない。 リドリーはすでに、シャルミーン・オベイド=チノイが監督を務める新作映画でシリーズに復帰することが明らかとなっている。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の15年後を舞台とするこの作品では、レイがジェダイ・オーダーの再建を目指す物語が描かれることになる。 これまでのところ、それ以外の新作にレイは登場しないものと思われていた。ところが先週になって、「X-MEN」シリーズの製作に携わったサイモン・キンバーグが手がける新たな三部作の企画が報じられた。The Hollywood Reporterによる今回の報道が正しければ、この新三部作にレイが関わってくるのかもしれない。 とはいえ、そのほかの作品にレイが登場する可能性も十分にある。というのも、「スター・ウォーズ」シリーズで進行中とされている新作映画の企画は計14本にものぼっており、そのいずれについても、ほぼ何も進展が伝えられていない状態だからだ。 したがってレイが登場する機会も多分にあるといえるが、その可能性を除外できる作品もある。まず、現時点で公開日が決まっており、イベントで映像も披露された唯一の新作映画である『The Mandalorian & Grogu(原題)』だ。2026年5月22日に米国公開予定の同作は、『マンダロリアン』シーズン3の続きを描く内容となるが、『マンダロリアン』はシークエル三部作の数十年前が舞台となっている。映画の中で30年ほどのタイムジャンプが描かれない限り、レイが現れることはできない。 同様に、ルーカスフィルムのチーフクリエイティブオフィサーであるデイヴ・フィローニが手がけ、『スター・ウォーズ:アソーカ』などのドラマシリーズの集大成となる新作映画についても、レイの登場はなさそうだ。ドナルド・グローヴァー演じるランド・カルリジアンが主人公の新作映画もあるが、こちらはさらに前の時代となるため、時系列的にレイは登場しないと見てよいだろう。 『LOGAN/ローガン』や『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のジェームズ・マンゴールドが監督を務め、フォースの黎明を描くとされる新作映画に至っては、「スカイウォーカー・サーガ」よりはるかに昔の物語となることから、こちらも除外できる。『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督が手がける新作企画もあるが、これは監督自身が、既存の物語に依拠した映画にすることが目標ではないと構想を語っていた。 そのほかの新作プロジェクトとしては、『デッドプール&ウルヴァリン』のショーン・レヴィ監督作、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督による三部作、『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス監督作の存在が伝えられている。これらの作品と、前述したサイモン・キンバーグによる新三部作には、レイが登場する可能性が残されていそうだ。
Ryan Dinsdale