【ジャパンC】オブライエン師が語り尽くす「花道を飾るのはJCの他にはない」/一問一答その1
有終の美を-。ジャパンC(G1、芝2400メートル、24日=東京)に出走する、G1・6勝馬オーギュストロダン(牡4、A・オブライエン)のお別れセレモニーが同レース終了後に行われることが21日、JRAより正式に発表された。同馬の父は日本競馬界の至宝、ディープインパクト。父が06年に制したジャパンCがラストランとなる。この日、同馬を管理するエイダン・オブライエン師(55)が共同会見に出席。ここまでの調整過程、種牡馬ディープインパクトへの思い、日本競馬へのリスペクトを語った。【取材・松田直樹】 ◇ ◇ ◇ -ジャパンCに管理馬オーギュストロダンが出走する 私にとっても、ディープインパクトの子どもであるオーギュストロダンにとっても、日本に来てレースをすることが夢でした。ジャパンCは難しいレースだと思っていますし、素晴らしい馬が多く出走してきます。しかしながら、オーギュストロダンの最後のレースとして、花道を飾るのは日本のジャパンCの他にはないと思います。ぜひここでいいレースをしてほしいと思います。 -ディープインパクトの競走馬として、種牡馬としての印象 ディープインパクトが素晴らしい競走馬であることは、みなさんもご存じかと思います。さまざまなレースに出走し、素晴らしい勝利をおさめてきました。非常に強い馬で、素晴らしいスタミナがある馬だということはわかっていました。長い間、ディープインパクトの血が入った馬を管理したいと思っていました。いいチャンスをいただいて、オーギュストロダンが出てきました。母ロードデンドロンも、その父ガリレオも素晴らしい馬でした。この馬たちがかけ合わさって素晴らしい馬が誕生しました。ディープインパクトは世界有数の種牡馬だと思っています。競走馬としてディープインパクトが残した数々の記録を、私が説明するまでもないと思います。素晴らしい馬だと思います。