【12球団開幕投手物語】西武・大役を3年連続以上務めたのは6投手
長いプロ野球の歴史で、開幕投手の栄誉に浴した男たち。その一人ひとりに多くのドラマがある。ここからは12球団別に過去の開幕投手を振り返りながら、物語に紡ぎ上げていく。 ※記録は2リーグ制以降 ライオンズでは過去28人が開幕投手を務めているが、3年連続以上で大役を果たしたのは稲尾和久、田中勉、東尾修、西口文也、松坂大輔、涌井秀章の6人だ。今年は菊池雄星が内定しているが、これで3年連続。過去の6人はすべて右腕だったので、菊池がアクシデントなく、無事に開幕マウンドに上がれば、左腕では初の出来事となる。 球団最多の4勝を挙げている稲尾は西鉄時代、1960年から4年連続で最後まで投げ抜いて、すべてに勝利。61、62年は連続完封勝利だ。特に61年は小倉で近鉄を3安打でシャットアウトすると、そこから先発、リリーフにフル回転。78試合に投げ、史上最多タイの42勝をマークする驚異のピッチングを見せた。 10試合と球団最多登板を果たしている東尾だが・・・
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週刊ベースボール