岡山学芸館・丹羽知則、広陵・髙尾響、大社・馬庭優太

　2024年の第106回全国高校野球選手権大会（阪神甲子園球場）は15日、大会9日目が終了し、ベスト16が出揃った。16日から3回戦に突入し、2日間でベスト8が出揃う。 【トーナメント表】甲子園大会　9日目までの結果一覧 　今大会のベスト16は以下の通り。 　広陵（広島） 　東海大相模（神奈川） 　明徳義塾（高知） 　関東一（東東京） 　青森山田（青森） 　石橋（栃木） 　霞ヶ浦（茨城） 　滋賀学園（滋賀） 　智辯学園（奈良） 　小松大谷（石川） 　京都国際（京都） 　西日本短大附（福岡） 　神村学園（鹿児島） 　岡山学芸館（岡山） 　早稲田実業（西東京） 　大社（島根） 　2年連続ベスト16は、広陵、神村学園、智辯学園。石橋、霞ヶ浦、滋賀学園、小松大谷の4チームが初めてベスト16入りを果たした。東西の東京代表がそろってベスト16入りするのは2018年以来。 　地域別は以下の通り（カッコ内は地区別出場校）。 　北海道0（2） 　東北1（6） 　関東5（9） 　北信越1（5） 　東海0（4） 　近畿3（6） 　中国3（5） 　四国1（4） 　九州2（8） 　今年は中国地区で5校中3チームがベスト16入りを決め、地区別の勝ち残る割合が関東（9校中5校）を上回ってトップとなった。 　過去10年のベスト16を地域別に調べると、組み合わせの関係もあるが、その年によって地域の特色が出ている。昨年は関東が5校残って地区ごとに残る割合が一番高く、東北も半分の3校が入った。決勝に進んだのは仙台育英（宮城）と慶應義塾（神奈川）だった。 　22年は九州が多く残り、半分の4校が勝ち残った。21年は近畿6校中、5校がベスト16入りし、智辯和歌山（和歌山）と智辯学園（奈良）の近畿勢対決の決勝となった。19年は北信越が5校中、3校が残り、星稜（石川）が準優勝した。 　2013年は四国勢が3校、2014年は北信越が4校、2015年は関東が7校、2017年は東北が4校入り、それぞれ地区別に勝ち残る割合でトップになっている。2016年は北海道、東海、四国が半分ずつ勝ち残りトップで並んだ。 　2校出場の北海道以外で、過去10年では、東海と中国が地区別で勝ち残る割合が単独トップになっていなかったが、今年は中国地区がトップとなった。 　逆に東海は昨年に次いで2年連続でベスト16入りがゼロ。過去10年でも半分の2校が勝ち残った年は2度しかない。 　ベスト8の顔ぶれは、どんな地域性が表れるのだろうか。