函館市で震度6弱 気象庁が会見(全文1) 逆断層型で津波の心配はなし
同程度の地震活動をどのくらいの間警戒をしたらいいのか
読売新聞:それでは幹事社の読売新聞。いいですか。(※判別できず)からすると、少なくとも2週間程度は(※判別できず)。 青木:どれだけ気を付けてほしいかというのは今の状況だと分かりませんので、当分の間と申しました。状況を見ながら、地震活動の今後の状況を見ながら、ということになると思います。 読売新聞:同程度というのは震度6弱程度と考えてよろしいですか。 青木:発生する地震としては今回マグニチュード5.3でしたから、それと同じくらいの規模。今回と同じところで発生するとすれば今回、震度6弱を観測しておりますから、その程度の震度で観測される可能性はあります。 読売新聞:マグニチュード5.3程度の地震。 青木:はい、そうですね、マグニチュード5前後の可能性はあると思います。 読売新聞:各社さん、いかがでしょうか。
1カ所だけ震度6弱だったということは?
NHK:すいません、NHKのミヤハラです。今回、1カ所だけ震度6弱というところだったそうですけども、その点についてはどういうふうに(※判別できず) 青木:やはり地震が6弱を観測した観測点の近くで発生しておりますから、そこが一番大きく揺れたんだろうと思っております。計測震度としては5.8を観測しております。 NHK:例えば浅さとか揺れやすさとか、その辺はいかがでしょうか。 青木:浅さという意味では深さ11キロですけども陸域の浅い地震の仲間ですから、そこが、やっぱり震源の近くが一番強く揺れるということだったと思います。 NHK:それから近くに活断層として、いくつか図のほうにも書かれてますけれども、断層との関連性であるとか、今回の地震はそもそもどういうメカニズムなのかっていうのを教えていただけますか。 青木:活断層、図のほうに書いてあります。大きなものでは函館平野西縁断層帯というものが、だいたい30キロぐらいですかね、離れたところにありますけども、今回の地震との位置関係でいうと、離れたところにあるということで考えております。 で、今回の地震が発生したところでは、明瞭な活断層は見られていません。 NHK:明瞭な活断層が見られていないということで、ただ過去には続発するようなこともある。これはどういうふうな形で自信を持って言えるんですか。 青木:そういった、これまでも、規模の小さい地震が続発するっていうことは過去、渡島半島周辺で何回もありますんで、そういう特徴を持った地域であろうと考えています。 NHK:周辺に北海道駒ヶ岳であったり、恵山であったり、火山もありますけれども、そういったところに今のところ変化の様子とかは入ってないですか。 青木:ええ。現在のところ周辺の火山活動に特段の変化はありません。 ※全文に2に続く