【漫画】何気ない日常なのに“あるある”が満載…コタツから抜けられない女子VS面倒な風呂の様子に「よく分かる」と共感の声続出
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、コミックとイラストを手がける井田千秋さんの『家が好きな人』に収録された『今週もおつかれさま』に注目しよう。 【漫画】コタツの温かさから抜け出せない…面倒な晩御飯の準備、風呂と格闘する女子に「あるある」「何気ないことに幸せがある」 同作は「食べて寝て、続いていく生活」を愛おしく描いたエピソードのひとつで、自身のX(旧Twitter)に投稿されると1万もの「いいね」を獲得。そこで作者である井田さんに、『家が好きな人』を描いたきっかけや、『今週もおつかれさま』を描くうえでこだわったポイントなどを伺った。 ■最大の難関である「風呂」を乗り越えれば勝ち確定? ある日、一人暮らしをしているカエさんは、自身の部屋にあるコタツで温まっていた。しかし温まっているうちに「晩御飯の準備」「お風呂に入る」という「やらなければいけないこと」が頭の中を巡り、「お弁当にすればよかったな」と後悔しならがも、重い腰を上げる。 テキパキと風呂の準備を進め、湯を溜めているうちに晩御飯の下ごしらえも完了させるカエさん。湯が溜まったタイミングで、すぐ浴室に向かうカエさんは「勢いが大事」と自分に言い聞かせる。 そして、最も面倒な入浴も済ませ、「風呂に入ればこっちのもんよ」と余裕が出てきたカエさんは、購入していた「アルミ鍋焼きうどん」を火にかけ、卵やカットした野菜を投入して、着々と晩御飯の準備を進めるのだった。 何気ないカエさんに日常を描いた同作には、「風呂が最大の難関なのめちゃくちゃ分かる」「コタツ、酒、テレビのセットは本当に最強」「この時間が本当に幸せ」といった共感の声が続出していた。 ■誕生のきっかけは同人誌即売会で出会った担当編集 ――『家が好きな人』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 家や生活をモチーフに絵を描いてきました。コミティアという同人誌即売会でイラスト集やエッセイ集を出していたのですが、そこでご覧になった担当編集さんからお声がけいただいたことがきっかけです。単行本制作にあたり、どんな物を描きたいか描けるのか、一度自分の中で整理するために同人誌版を作らせてもらいました。それを元に方向性のご相談をして、『家が好きな人』を作っていきました。 ――『今週もおつかれさま』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。 カエさんの家は和室でコタツという本の中でも一番身近に感じていただけそうな家ということもあり、特に親近感を意識して描きました。よそゆきではなく日常を描くというか、生活感を出すというか。誰かに見てもらうためではなく、自分のための部屋でひたすらリラックスしている姿を表現したかったです。 例えば、ボックスティッシュをケースに入れる方、入れない方、様々いらっしゃると思うのですが、彼女はそのまま使うだろうなとか、チラシはとりあえず床に置いとくとか。袖を伸ばしてアルミ鍋を掴むとか、寝落ちとか…家の様子や彼女の仕草から人となりが感じられるものになっていたら嬉しいです。 ――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。 くたくたで帰宅したカエさんがお風呂を済ませてつぶやく「風呂に入ればこっちのもんよ」というセリフです。億劫だけど、入ってしまえば、ご飯を食べて後は自由時間。寝ちゃってもOK。そんな解放感を表現できて気に入っています。SNSに投稿した際もこのセリフに反応いただくことが多くて、同じ気持ちの方がたくさんいらっしゃるんだなと面白かったです。 ――『家が好きな人』を見ていると、絵や色合いから暖かい雰囲気が伝わってくるのですが、描く際に意識しているポイントを教えてください。 柔らかいシルエットになるように意識しています。布の柔らかさとか、家具の角を落として丸みを持たせるとか。見た目や手触りの柔らかさは暖かさにもつながるかなと思います。色合いは暖色系を使いがちなためもあるかもしれません。家がテーマなので、日中の日差しや夜の照明など、光の暖かさも伝わっていたら嬉しいです。 ――今後の展望や目標をお教えください。 今後もずっと家や生活の絵を描いていきたいです。長めのストーリー漫画にも挑戦してみたいです。 ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします! ご感想にいつも励まされています。ありがとうございます! いつかまた新作を楽しんでもらえるように、コツコツ描いていきます!
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