【Z世代】理想年収は「500~600」万円?!これって現実的なの?
【Z世代】お金の使い道として関心が高いのは「投資」と「貯金」
さらに、お金の使い道についてもみていきましょう。 ・貯金:50.9% ・投資:41.4% ・海外旅行:29.7% ・食生活:27.2% ・国内旅行:25.7% ・住居:25.1% ・美容・医療:19.1% ・服飾品:13.8% ・自己啓発・教育:12.7% ・その他:6.7% 最も多かった回答は「貯金(50.9%)」、次いで「投資(41.4%)」という結果になりました。 このことから、「今の消費よりも将来の貯蓄」、という堅実な姿勢を持っている大学生が多いことが分かります。最近では大学生のうちから新NISAなどに投資を始める人も少なくないようです。 このアンケート調査結果は、大学生自身としては「1000万円貰えていたら、たしかに貯金に回すな」という感覚です。実際、年収1000万円を厳しい目標ととらえている大学生が多いわけですから、「1000万円あるなら半分のお金で遊んで、半分は貯金に回す」という考えは筆者としても共感できます。 また、経済が不安なことはなんとなくでも理解している大学生が多いという点からも、貯金に回す人が多いというのは納得できます。
まとめにかえて
今回は、Z世代の理想年収について見てきました。 アンケートを通して、Z世代の大学生たちが将来の生活設計を現実的かつ具体的にイメージしていることが明らかになりました。 これは、SNSの普及により他者の生活水準が可視化され、自身の将来像をより具体的に描けるようになったことが一因と考えられます。比較対象となる情報が多くなってしまい、現実的にならざるをえないのでしょう。 共働きを前提として将来を考える人や、生涯独身の上でキャリアを考える人も増えているように感じます。 今後の社会がどう動くのか気になりますね。
参考資料
・【Z世代実態調査】大学生の理想年収は「500万~600万円」が最多、現実主義が浮き彫りに ・令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-(国税庁)
LIMO・U23編集部