衆院選公示【栃木1区】4人が立候補し激しい選挙戦に 前職に元職と新人の3人が挑む
とちぎテレビ
15日公示された衆議院選挙、県内5つの小選挙区には合わせて16人が立候補を届け出ました。栃木1区では、4人が立候補し激しい選挙戦に入りました。 栃木1区に立候補したのは届け出順に、日本維新の会の元職・柏倉祐司候補(55)、立憲民主党の新人・板津由華候補(36)、自民党の前職・船田元候補(70)、日本共産党の新人・青木弘候補(63)の4人です。 日本維新の会・元職の柏倉候補は、午後2時から宇都宮市内の選挙事務所前で出発式を行った後、午後5時半からJR宇都宮駅で道行く人に支持を訴えました。 (柏倉祐司候補) 「なんとか当選させてください。国会に送ってください。医療・介護にかかる現役世代の負担を減らす。そういう抜本的な改革を我々はやっていくんです。現役世代が出ていくものが少なくて、入るものが多い。そういう時代にしていくのが我々の使命です」 柏倉候補は2012年の衆議院選挙に旧みんなの党で比例復活当選して以来の返り咲きを果たそうと、医師の立場から社会保障や在宅医療の推進などを訴えました。 立憲民主党・新人の板津候補は、宇都宮市内の選挙事務所で午前10時に出発式を行い第一声をあげました。 (板津由華候補) 「今回の衆議院選挙は、政権交代の政権を選択する選挙だと私は思っています。まずは、そういった制度や仕組みを決める国会議員から正していかなくてはならないのではないでしょうか」 国政に初挑戦となる板津候補は、今回の選挙で一番訴えたいことは政治改革としました。そして右肩下がりの経済や暮らし、それに自民党派閥の裏金事件といった腐敗した政治が続いていいのかと問いかけ、こうした流れを止めて日本を変えよう、新しい扉を開き第一歩を踏み出そうと訴えました。 14回目の当選を目指す自民党・前職の船田候補は、正午過ぎに宇都宮市の馬場通りで第一声を発しました。 (船田元候補) 「どんどん自民党の中でものを申してきたが、この政治不信の払しょくも含めて自民党の立て直しのために私はこれからも、ものを申す政治をやっていきたい。この気持ちでいっぱいであります」 船田候補は25歳で初当選してからこれまでの13期の間に、経済企画庁長官などを務めてきました。賃金アップや給食費の無料化のほか、憲法9条に自衛隊を位置付けるための憲法改正や石油、エネルギーなど経済安全保障の重要性を訴えました。 共産党・新人の青木候補は、午後0時40分から宇都宮市の東武宇都宮駅北口で最初の街頭演説を行いました。 (青木弘候補) 「日本共産党が伸びてこそ、自民党政治の腐敗政治をおおもとから変えることができます。宇都宮の皆さんの平和の願い、暮らしの願いを国会に届けるために全力で頑張り抜きます。どうか皆さんのあたたかいご支援をお寄せください」 青木候補は4度目の国政挑戦で、1区からの立候補は3度目になります。政権の顔を代えても信頼回復は出来ないとした上で、自民党派閥の裏金事件を正すこと、経済と暮らしの問題では消費税の5%に引き下げや最低賃金1500円の実現などを挙げました。
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