「猫を探すだけ」タイミーで疑われた“闇バイト”募集疑惑、求人サイトが駆使する“闇対策”
『バイトル』を運営するディップ株式会社は、AIを活用しているという。 「通常の掲載の流れとして、掲載前の企業審査、闇バイトに限らず、当社の掲載規程に則(のっと)った掲載時の掲載内容確認を行っています。そのうえで、万が一顕在化されないようなケースにも対応するため、『バイトル』などのサイト上でユーザーから申告を受ける闇バイト相談窓口を設置し、今年1月より『闇バイトチェックAI』の運用も開始しています。 ユーザーの皆さんの不安解消・未然防止につながればと考え、ユーザー向けサービス『dip AI』においても対話を生成AIが行い、対応するようにしています」(ディップ株式会社広報担当者)
登記等で雇用元が実在していることを確認
『マイナビバイト』を運営する株式会社マイナビは「マイナビバイトに闇バイト求人の掲載はない」としたうえで、こう話す。 「闇バイトに誘致をしようとする人や企業はあらゆる手段ですり抜けていくことも想定されます。そのような場合においても、早期発見し対応できるよう、求職者の方への注意喚起を行い、利用者のみなさまに安心して安全にご利用をいただける環境を提供していきます」 求人掲載はどのような体制で行われているのか。 「マイナビバイトでは基本的に求人原稿を弊社が作成し、掲載前に掲載可否審査および原稿審査をしています。 掲載可否審査に関しては、部門を設け、1・反社会的勢力でないかの確認2・登記等で雇用元が実在していることを確認3・独自の掲載基準を設けて掲載可否を審査(特定募集情報等提供事業者として届出を行い、優良募集情報等提供事業者として認定を受けています)の確認を行っています」(株式会社マイナビ広報担当者) 安心安全にアルバイトができるよう、各求人サイトには今後も対策を講じて続けてほしい。