井上拓真が計量クリア 「過去イチ」の強敵アンカハスは全裸でパス
「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(24日、両国国技館) トリプルタイトル戦の前日計量が23日、都内で行われた。リミット53・5キロに対して、王者・井上拓真(大橋)、挑戦者で同級9位のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)とも53・4キロでともに一発クリアした。アンカハスは、パンツを脱いで全裸で計量した。陣営はクリアの告知に沸き立った。 【写真】挑戦者の計量をのぞき込む関係者の多さにビックリ 世界スーパーバンタム級4団体制覇王者、井上尚弥の弟、拓真は初防衛戦で、アンカハスはIBF世界スーパーフライ級王座を9度防衛した強敵。両者は昨年11月に対戦予定だったが、拓真の負傷で興行が中止となっていた。 計量をクリアした拓真は、アンカハスに「ちょっと減量はきつそうだなと思いましたけど、油断することなく」と気を引き締めつつ、「初のメインということもあります、相手が強い方が自分もワクワク感がありますし。展開としては元世界チャンピオンに何もさせないで勝ちたいというのはあります」と完封宣言。 前夜はいとこの井上浩樹が永田大士とのWHOアジアパシフィック・東洋太平洋スーパーライト級王座統一戦で惜敗したが「本当に惜しい内容でしたね。浩樹なりにすごく頑張ってたんで、そこはいい刺激をもらったので、しっかり自分は勝ちたいと思います」と話した。