大坂なおみ、今大会で現役引退の元世界1位ケルバーに敗れ初戦で姿消す[パリ五輪]【テニス】
大坂なおみ、ケルバーとの元世界1位対決で屈す
現地7月27日、「パリ五輪」女子シングルス1回戦が行われ、大坂なおみ(フリー/世界ランク102位)は、元世界ランク1位で今大会を最後に現役から退くと表明しているアンゲリーク・ケルバー(ドイツ/同217位)を5-7、3-6のストレートで敗れた。 【画像】錦織圭、大坂なおみら日本人計6名が出場!「パリ五輪」各種目組み合わせ 昨年7月の出産を経て、今年1月からツアーに復帰した26歳の大坂。約2ヵ月前に、パリ五輪と同会場で行われた全仏オープンでは、2回戦で敗れたものの、世界ランク1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)をあと一歩まで追いつめるプレーを披露した。聖火リレーの最終走者を担い、聖火台に点火した3年前の東京五輪に続いて、2度目のオリンピックである。 初戦の相手は、今大会で引退することを発表したケルバー。リオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得しており、大坂とは過去6度対戦。2勝4敗で大坂は負け越しており、今回が約2年4ヵ月ぶりの対戦となった。 元世界ランク1位同士の戦いとなったこの試合。大坂は序盤からキレのある鋭いショットを放って観客を湧かせる。だが、相手のケルバーもグランドスラムを3度制している強敵。スピードを落とした緩いボールで大坂のミスを誘う。セット終盤の第11ゲームで、大坂は痛恨のブレークを許してしまい、5-7で第1セットを失った。 第2セットでもケルバーのベテランらしい老獪なテクニックを見せられ、大坂はチャンスを握ることができない。ミスが続いた第7ゲームをブレークされると、その後も挽回することができずに第9ゲームも落として3-6。大坂の2度目の五輪は初戦敗退となった。 勝利したケルバーは、2回戦でジャケリン・クリスチャン(ルーマニア/同61位)と対戦する。
Tennis Classic 編集部