【NBA】ステフィン・カリーはトレードを要求したのか? ウォリアーズのスターをめぐるうわさがヒートアップ
フリーエージェント、ドラフト、オリンピックを経て、NBAのオフシーズンはプレシーズンまであと1か月強となった。トレードなど移籍に関するうわさがにぎわう時期だ。 NBA開幕2か月の注目の対決|NBA 2024-2025シーズン 直近で騒がれているひとりが、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーである。NBA優勝4回、MVP受賞2回の彼が、ウォリアーズからのトレードを要求したとうわさされている。ソーシャルメディアでのカリーの行動に基づいて、ファンはそう信じるようになっていった。 『スポーティングニュース』では、カリーの去就に関するうわさをまとめる。
ステフィン・カリーはトレードを要求したのか?
答えはノーだ。うわさやフェイクニュースではそう言われているが、カリーはトレードを要求していない。 オールスター選出10回のカリーは、ウォリアーズと2025-2026シーズンまでの契約を結んでいる。そして退団について何も言っていない。長く、キャリアの最後までウォリアーズでプレイすると見られてきた。ただ、それはまだ変わる可能性もある。 トレードのうわさが始まったのは、カリーがインスタグラムのプロフィールから「ウォリアーズのガード」という文言を外し、「オリンピック金メダリスト」としたからだ。 その理由は明らかになっていない。だが、ソーシャルメディアでは議論を呼んだ。わずか数か月前にクレイ・トンプソンがインスタグラムからウォリアーズのコンテンツを削除し、そして移籍したことを、ファンたちは思い出したのだ。 カリーはそこまでしていない。さほど深刻なことではないかもしれない。シンプルに、プロフィールを短くとどめ、どのチームに所属しているかより、オリンピックで金メダルを獲得したことを重視しただけかもしれない。 ただ、カリーはレブロン・ジェームズとコラボレーションした投稿もアップしている。カリー、ジェームズ、ケビン・デュラントの2枚の写真が含まれたものだ。デュラントはタグづけされていたが、コラボレーターとしては含まれていなかった。 この投稿は、いつかジェームズとカリーが同じチームで組むという、すでに話題となっていたうわさに拍車をかけた。パリオリンピック2024で一緒にプレイした間、ジェームズとカリーは互いを高く評価している。エージェントのリッチ・ポールが、2023-2024シーズン中にウォリアーズとロサンゼルス・レイカーズに対し、ジェームズが関連するトレードを行わないように求めたと報じられていたことも後押しした。 これらのすべてが、X(旧ツイッター)のパロディーアカウント『NBA Centel』のフェイク投稿につながったのだ。カリーがトレード要求したというものである。 この投稿は240万回超の表示で、2万7000超の「いいね」がつけられている。かなり有名なアカウントだけに、大半はフェイクだということに気づいているが、中には踊らされる人がいるかもしれない。
坂東実藍 Miran Bando、Brendan OSullivan